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人権の思想史

浜林正夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642054683
ISBN 10 : 4642054685
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1999
Japan

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    ルソー『政治経済論』では、国家のなかで恣意的な権力を防ぎ、生命・自由・財産という基本的な権利を守る道がしめされる(46頁)。安倍自公政権は、安保法制で恣意的な権力を行使してしまった。自由とか生命は守られるのか? ヨーロッパの人権思想が普遍性をもつのなら、地域の歴史的な発展のなかから人権思想につながるものを見出す必要がある(117頁)。坂本義和氏は、相対化しきれないのは人間の尊厳と平等な権利をあげた(118頁)。中国のルソーは黄宗羲(128頁〜)。

  • ハンギ

    イギリス思想史が専門である浜林さんが人権に関してまとめたもの。基本的なことについて触れられており、また特にイギリス思想のところは得るところがあった。浜林さんによると人権とは洋の東西を問わず、普遍的なものであり、生命・自由・財産に対する権利であるとしている。ともすればこうしたものにすら譲歩を迫られる一般人ではあるが、不断の努力で維持して行きたいと誰もが思うものである。植民地や戦争、人種差別に対する批判はその通りだと思うが、新しい人権についてはあまり扱われていない。良くも悪くも古典的な労作かもしれない。

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