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図説 指輪の文化史 ふくろうの本 / 世界の文化

浜本隆志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309762739
ISBN 10 : 4309762735
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

指輪は語る。権力、契約、呪術、魔除け、宗教…古代より、言葉よりも雄弁に、メッセージを発する稀有なアクセサリー、指輪の歴史と文化を読み解く。

目次 : 序章 人はなぜ指輪を付けるのか/ 第1章 結婚指輪の文化史/ 第2章 指輪の魔力と護符/ 第3章 メモリアルリングの系譜/ 第4章 さまざまな目的の指輪/ 第5章 指輪が語るヨーロッパ史/ 第6章 指輪伝説から近代の指輪物語へ/ 第7章 指輪をつくっていた人、売っていた人/ 終章 日本の指輪文化の特色

【著者紹介】
浜本隆志著 : 1944年、香川県生まれ。関西大学名誉教授。ヴァイマル古典文学研究所、ジーゲン大学留学。専攻はヨーロッパ文化論、比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 更紗蝦

    装身具としての指輪の歴史だけでなく、表象としての指輪についての考察や、指輪作りの職人や指輪を売る商人にもスポットを当てており、ページ数はさほど多くはないのに内容は幅広くて読み応えがあります。日本は古墳時代あたりまでは装身具文化があったのに、奈良時代以降は急速に消失し、江戸時代末期までの約1100年間は「空白期」になっている…という指摘は、目からうろこでした。アイヌには装身具文化があることを思うと、なぜ、自分が今までこの事に全く気付かなかったのかが不思議でなりません。

  • ベルるるる

    奈良時代以降、日本の指輪文化は明治になるまでほぼ消滅。こんな不思議な事に全く気が付いていなかった私なので、この本を読んですごく新鮮な気持ちがした。良書です!(読み友さんが読んだ本に登録していらして、この本を知りました。読み友さんに感謝です!)

  • マリー・アントワネットの遺髪入りの指輪が西洋博物館にあると知ってビビった。エッ返さなくていいのこれ。ユダヤの方の婚姻指輪はでっかい家を象った純金製でとても重そう…。そしてキラキラなその写真の下に、ナチの強制収容所で略奪されたユダヤ人の指輪の山の白黒写真載せるのやめて…。そういうのいくないと思う。日本で古代は盛んだった装飾具がなぜ廃れたかの論考が興味深い。天皇自身も三種の神器を日頃は見ることがないせいではないかとのこと。東大寺の不空羂索観音は琥珀とか翡翠とか2万個以上の装飾品つけてるというのが面白いよなあ。

  • なむさん

    指輪ってなじみがないんです。自分の所有する装飾品は髪飾りが多いし、友達はピアスとネックレスは付けるけど、指輪は全然見なくて。両親も祖父母も指輪を付けていないので、結婚指輪のある人を見る事すら社会人になってからでした。それが、好きな男性ミュージシャンがごつい指輪をよく付けているのを見て、指輪の魅力ってなんだろうな?と疑問に思い読みました。恐らく、何らかの”象徴””証”として惹かれるんだろうなと解釈しました。自分からもよく見えるから、うっとりするのでしょう。写真が沢山で個人的には天球儀指輪がとてもツボでした。

  • イコ

    装着する指についてのそれぞれの俗説。国・宗教での結婚指輪のつける指。鍵付き指輪。フランス革命以降、市庁舎の職員の前で結婚を誓約する。ギメルリング。ダイヤモンドは加工法がわからない時代があった(中世まで?)。アガペー指輪。印章指輪。アブラクサス。宗教指輪は人差し指。ロイヤルタッチ。馬蹄型指輪。毒入り指輪。時計付き指輪。ジャンヌの指輪。ーーアクセサリーの歴史とか調べたことがあったけど、指輪個別に絞るとまだまだ知らないことがあった。

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