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ISBN 10 : 4883034194
Content Description
記憶に「かたち」を与えるメディアの機能と役割は如何なるものなのだろうか。特定の「記憶のかたち」を産み出した社会的コンテクストを読み解き、「想起と忘却のかたち」をめぐる闘争の場がどのように構築されていくのかを明らかにしていく。
目次 : 記憶のメディア文化研究に向けて/ 第1部 ナショナルな記憶のゆくえ(「想起の空間」としての「慰安婦」少女像/ 記憶は誰のものか?―多文化社会イギリスにおける「記憶」と「歴史」/ 創造される記憶としてのニュージーランドネス―パケハのアイデンティティとノスタルジアとしてのキーウィアナ)/ 第2部 記憶を表すかたち(スペィン独立戦争の記憶と表象―ゴヤ“1808年5月2日”と“5月3日”を中心に/ 「呼びかけと応答」―日系カナダ人アーティスト、シンディ・モチズキのアート・アニメーションにおける「記憶」の表現/ ネット空間上の集合的記憶―転換期中国における「80後」の集団的ノスタルジア)/ 第3部 忘却を超えて(死者の記憶が生きていたころ―吉田満と戦後/ 日本人妻と日本語族を日本語でつなぐ―台北のキリスト教系デイケアセンター玉蘭荘の事例から/ 「社会の記憶」とメディア―「セウォル号」をめぐる韓国社会の「記憶闘争」)/ 特別寄稿論文 アジア太平洋戦争における日本軍と連合国軍の「慰安婦」
【著者紹介】
浜井祐三子 : 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授(メディア文化論)。専門分野:イギリス現代史、イギリス地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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