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中東諸国民の国際秩序観 世論調査による国際関係認識と越境移動経験・意識の計量分析

浜中新吾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784771033405
ISBN 10 : 4771033404
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

地域研究と計量政治学を組み合わせた、新たな中東理解へのアプローチ。「アラブの春」は、一般民衆の政治意識と政治行動を知ることが、いかに重要であるのかを浮き彫りにした。本書では、オリジナルの世論調査データから、中東一般国民の政治意識、国際関係認識、越境移動の経験と意識を解明。中東政治研究の新たな地平を切り開く1冊。

目次 : 中東諸国民の国際関係認識と越境移動/ 第1部 政治的認知地図(シリア国民の政治的認知地図―世論調査の計量分析から読み解く政治意識/ アラブ諸国の世論調査結果に見る政治的認知地図―シリア、エジプト両国民比較/ レバノン国民の政治的認知地図―2010年5〜6月実施の全国世論調査結果をもとに/ 「アラブの春」の陰で―パレスチナ人の政治的認知地図に反映された政治的課題/ イスラエル人の国際秩序観―政治的認知地図の変容/ 政治的認知地図の変容に見る「シリア内戦」の影響/ 階層政治的認知地図―シリア国内避難民(IDPs)を対象とした世論調査結果をもとに)/ 第2部 越境移動の経験と意識(シリア人の国境を越える移動に関する経験と意識―世論調査の計量分析から読み解く社会意識/ パレスチナ人の越境移動に関する経験と意識―移動先の選択と動機のメカニズム/ レバノン人の越境移動に関する経験と意識―「新しいフェニキア人」像の再考/ 紛争地帯での国内政治と国際政治の連関―自然実験によるレバノン市民の態度変容へのアプローチ/ 「潜入問題」再考―シリアを破壊する外国人戦闘員の起源/ トルコに避難したシリア人は母国への帰国を望んでいるのか?―一時的庇護下のシリア人(SuTPs:Syrians under Temporary Protection)に関する調査(2017)の分析)

【著者紹介】
浜中新吾 : 神戸大学大学院国際協力研究科博士後期課程修了、博士(政治学)。現在、龍谷大学法学部教授

青山弘之 : 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授

〓岡豊 : 上智大学大学院外国語研究科博士課程前期修了、上智大学論文博士(地域研究)。現在、公益財団法人中東調査会主席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • BLACK無糖好き

    国際政治における自国との関係性を基礎にした力の分布状況を国民に対する世論調査によって測定し、データから再構成した政治的認知地図等、計量政治学のアプローチで中東諸国民の国際関係認識を分析している。◇シリア内戦に参戦したレバノンのヒズブッラーに対するレバノン国民の支持の変化についての分析に注目。参戦当初は支持が減退したイメージが先行したが、シリア難民の大量流入後、秩序安定を求めヒズブッラーへの支持が高まったとの分析結果を導き出す。紛争多発地域での国内政治環境と国際関係の連関も示されている。

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