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伴走者 講談社文庫

浅生鴨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065182550
ISBN 10 : 4065182557
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan

Content Description

「お前は伴走者だ。俺の目だ」

伴走者とは、視覚障害者と共に走るランナーである。「速いが勝てない」と言われ続けた淡島は、サッカーのスター選手として活躍しながら事故で視力を失った内田の伴走者として、パラリンピック出場を賭け国際大会で金メダルを狙う。アルペンスキーのガイドレーサーを描く「冬・スキー編」も収録。解説・川越宗一。

著者プロフィール
浅生 鴨 (アソウ カモ) (著/文)
1971年、兵庫県生まれ。作家、広告プランナー。NHK職員時代の2009年に開設した広報局ツイッター「@NHK_PR」が、公式アカウントらしからぬ「ユルい」ツイートで人気を呼び、中の人1号として大きな話題になる。2013年に「群像」で発表した初の短編小説「エビくん」は注目を集め、日本文藝家協会編『文学2014』に収録された。2014年にNHKを退職し、現在は執筆活動を中心に広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手がけている。著書に『中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?』『二・二六 HUMAN LOST 人間失格』(いずれも新潮社)、『猫たちの色メガネ』(KADOKAWA)、『どこでもない場所』(左右社)、『面白い!を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。』(大和出版)がある。

【著者紹介】
浅生鴨 : 1971年、兵庫県生まれ。作家、広告プランナー。NHK職員時代の’13年に「群像」で発表した初の短編小説「エビくん」は注目を集め、’14年にNHKを退職し、現在は執筆活動を中心に広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    タイトル通りブラインドマラソンとスキーの伴走者を描いた物語。マラソンは知っていたが、アルペンスキーにも視覚障害者競技があるとは知らなかった。記録よりも勝利にこだわり、ルール違反でなければどんな手段使ってでも勝とうとする盲目のランナー内田と素質を持ちながら全く真剣味のない女子高生スキーヤー晴の対比が面白い。障害者競技とはいえ勝つ為の競技、伴走者には競技者としても一流のレベルが要求される。一度諦めた頂点を再び掴む事ができるのか?伴走者、それは誰かを助けるのではなく、その誰かと共にあろうとする者である。★★★★

  • Lara

    マラソンで、視覚障がい者には伴走者が付くことは知っていたが、冬場のアルペンスキーに、視覚障がい者が伴走者を伴い出場することは、知りませんでした。本書は、マラソンの伴走者と、アルペンスキーの伴走者の2編。どちらも読みごたえある構成て、堪能させられました。特に、アルペンスキーの伴走者は、未だに明確なイメージが具体的に湧かず、ぼんやりとしたまま。どちらの伴走者も、超一流選手だからこそと知り、とても驚かされた。

  • 五右衛門

    読了。初めての作家さんでした。が単行本が発売になってから気にはなっていたんです。文庫で読む事が出来ました。2編(マラソン)、(スキー)の構成でしたがどちらの主人公(晴眼者)も魅力的でしたし、どちらの伴走者も色々な経験しながら最後は…目から鱗の内容が多く自分も障碍者に対して可哀そうな人という根拠の無い偏見を持っていたのは事実です。この本を読んでオリンピックも楽しみですがパラ競技も楽しみになりました。みんなが1選手として頑張ってほしいです。人と人ってお互いに頼り、頼られているんですね。

  • えんちゃん

    新聞コラムで紹介されていた一冊。視覚障害者の選手と、晴眼者の伴走者。ふたりで向かうゴール。フルマラソン編とアルペンスキー編、パラスポーツ選手の二つの物語。見える人が見えない人を助けることが伴走だと思っていたが、逆に助けられていることに気付く。伴走とは補い合うこと。強い障害者に勇気をもらった。

  • カブ

    視覚障害者と共に走る伴走者「夏・マラソン編」、アルペンスキーのガイドレーサー「冬・スキー編」共にハイレベルな世界に驚いた。パラスポーツの奥深さや、過酷さも感じることができた。

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