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朝鮮陶磁名考

浅川巧

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883231430
ISBN 10 : 4883231437
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2004
Japan

Content Description

本書は朝鮮李朝時代陶磁器の名称を考察し、其の正しい用途を示し兼ねて製造上の用語などを説明したものである。朝鮮陶磁研究の最高峰。愛すべき名著の復刻。

目次 : 1 緒言/ 2 器物の名称(祭礼器/ 食器/ 文房具/ 化粧用具/ 室内用具/ 道具/ 容器/ 雑具/ 建築用材料)/ 3 陶磁器に関係ある名称(窯場及製陶用具/ 陶磁原料/ 陶磁の種類/ 陶磁器部分の名称/ 陶磁器数称/ 陶磁器に記されたる記号/ 陶磁器の造られた地名/ 日本陶磁器の名称と朝鮮語)/ 4 結語/ 5 索引

【著者紹介】
浅川巧 : 明治24年(1891)山梨県北巨摩郡甲村(現・高根町)に生まれ、農林学校を出て、大正3年、兄伯教のいる植民地朝鮮に渡った。朝鮮総督府農工商部山林課の林業試験場に勤務しながら朝鮮人と交わる。禿げ山の多い朝鮮の山を緑化するために土壌に合った樹木の研究・育成に努める合い間に、朝鮮の民間の工芸品(のちに柳宗悦により「民芸」と称される)の価値を発掘し、柳とともに朝鮮民族美術館を設立する。乏しい給料から朝鮮人の子弟に学資を人知れずに援助したり、民間の忘れられている工芸品の名称や地方の陶磁器の窯跡を探索する行為は、「清貧に安んじ、働くことを悦び、郷党を導くに温情を以てし、村事に当つて公平無私」(浅川兄弟の祖父)だった類い稀な日本人であった。今回、発見された日記の中で、植民地支配が「朝鮮」の破壊につながることを告発している。四二歳の短い生涯を閉じたが、墓地に埋葬する際に村の多くの朝鮮人に担がれて運ばれた。植民地下の朝鮮に生きて、朝鮮(文化)と朝鮮人を愛し、また朝鮮人からも愛された希有な生涯を送った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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