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内側から見る 創価学会と公明党

浅山太一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784799322017
ISBN 10 : 479932201X
Format
Books
Release Date
December/2017
Japan

Content Description

社会学の新鋭にして創価学会員の著者が、緻密な資料分析をもとに解き明かす!

目次 : 第1章 創価学会と会社―戦後日本の都市に現れた「2つのムラ」(日本の高度成長は創価学会の功徳のおかげだった?/ 都市に生まれた「新しい村」 ほか)/ 第2章 隠語化とサブリミナル池田先生効果―創価学会サブカル漫画からみる公明党支援の語られ方(公明党支援の理由は会員ごとに様々/ マンガから探る公明党支援の意味 ほか)/ 第3章 信仰の、信仰による、信仰のための政治―戸田城聖の時代(創価学会は政治参加をどう意義づけたのか?/ 「国立戒壇論」と戸田の政治的発言の「ヤバさ」 ほか)/ 第4章 組織中心主義の台頭―池田大作の時代(創価学会の政治参加は「政教分離」=脱宗教化の方向に進んでいるのか?/ 創価学会と公明党は一体不二 ほか)/ 第5章 創価学会は成仏しました―ポスト池田時代の公明党支援の論理(「創価学会の知的支柱」としての松岡幹夫/ 存在論的平和主義とは何か ほか)

【著者紹介】
浅山太一 : 1983年生まれ。創価大学大学院文学研究科社会学専攻博士前期課程修了。書店員を経て、現在は出版社に勤務しながら、創価学会をめぐる社会学を研究している。戦後の日本社会と創価学会について論じたエッセイ「創価学会と会社」は、公開1ヶ月で6万ビューを突破した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fwhd8325

    信仰する宗教も、支持している特定の政党もない私にも、この二つで一つの団体の存在は気になることが多い。学会側の方でありながら、慎重にバランスを考えた内容になっていると思います。だからといって、やや批判に軸足を置くものにとっては、消化不良感は否めません。選挙の時に、痛いところを突く池上氏も面白いと思うが、内部からの視点で、本当に冷静に分析を試みた著者の仕事には評価されていいのだと思います。

  • しょうじ@創作「熾火」執筆中。

    【1回目】別の書籍へのコメントに書いたが、私は創価学会員の家庭に生まれ、創価大を卒業した者である。このような本が出たからと言って、溜飲が下がるとか、快哉を叫ぶとかはできない。なぜなら、なおもって苦々しい思いは残ってしまっているからだ。しかし、浅山さんの仕事には、敬意を表したい。私見を述べれば、創価大に公明党の政策シンクタンクを設置し、かつ、創価学会は公明党の「圧力団体」であることを公に宣言するのがよいと思う。そこで初めて、社会の中で信仰を保つことの意義が問われてくると思うからだ(2/12分を書き直し)。

  • ちさと

    創価学会の会員である著者が、学会の歴史と現在を説明し、「世間」のひとの疑問に答えるという形になっています。暴露本でもなく言い訳本でもなく、限りなく誠実に書かれている事が文面に読み取れます。創価学会=うさんくさいの印象は変わりません。でも、学会員も二世三世の割合が増え、主要顧客の供給も減っていることで、これからの学会の方針も変化しうるのかな。

  • mittsko

    これは良書!きわめて意義深い、宗教社会学の力作(とはいえ、文体は少しくだけたネット記事寄りのところも)。《創価学会による公明党支援の内的論理》の解明を目ざす本書。ただし、その「内的論理」は明文化されておらず、学会内部を満たす空気感、暗黙の了解の束といったものであるらしく、それは「内側から見る」ことしかできない。筆者は学会内部の刊行物、外部の研究論文を「一次資料」とするも、本書最大の意義はその「論理」を抽出し整理する参与観察ならぬ参与そのものの方法論、その手際にこそありましょう。お見事です

  • SK

    題名からして、単なる擁護論かと思いきや、さにあらず。とても興味深く読んだ。何とも言えない面白みのある文章で、何度もクスリと笑ってしまった。戸田会長が再軍備に反対していなかったり、現在語られるイメージと実像は乖離しているのだろうなぁ。「国立戒壇建立の時来る!」という「聖教新聞」の見出しは、かなりパンチがある。松岡・佐藤両氏の滅茶苦茶な理屈に突っ込んでいるところも良い。ある程度、日蓮や創価学会に知識がないと、読むのは難しいかもしれない。

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