Books

俺ではない炎上 双葉文庫

浅倉秋成

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575527582
ISBN 10 : 4575527580
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan

Content Description

外回り中の営業部長・山縣泰介が帰社すると、社内の様子が変だった。どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、炎上しているらしい。まったくの濡れ衣だが、Twitterで犯行を自慢するアカウントは実に巧妙で、見れば見るほど泰介のものとしか思えず、誰一人として無実を信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも…。ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられる中、泰介は必死の逃亡を続ける。

【著者紹介】
浅倉秋成 : 1989年生まれ。2012年に『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞し、デビュー。19年に刊行した『教室が、ひとりになるまで』が第20回本格ミステリ大賞“小説部門”候補、第73回日本推理作家協会賞“長編および連作短編部門”候補となる。さらに、21年に刊行した『六人の嘘つきな大学生』も第12回山田風太郎賞候補、「2022年本屋大賞」ノミネート、第43回吉川英治文学新人賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • のり

    自他共に厳しく仕事をこなし、会社での地位も高い男が、SNSでの殺害映像が拡散され、警察と世間から追われる事に…全くの濡れ衣だが、現状では言い逃れが難しい。素性がバレている為に逃亡もままならない。敵味方も判断に迷う。誰が貶めたのか?実際にアカウントを乗っ取られ。犯罪に利用されたらたまったものではない。やはりネットの世界は犯罪に関しては怖い。ガセネタをばら撒かれ、それが真実と勘違いされる。想像を超える「浅倉」作品。流石だ。

  • ほんた

    かつてはメディアの力が大きかった時代が、SNSの発達により、ネットの世界が力を持ってきました。「炎上」という言葉がこれだけ大きな力を持つとは。恐ろしい時代を痛感させられました。 https://hontablog.com/俺ではない炎上

  • アッシュ姉

    常識から外れることなく真っ当に生きてきた男に突然降りかかった悲劇。ある日まったく身に覚えのない殺人犯として個人情報を晒され、瞬く間に炎上する。これまた予想外の展開で完全にやられた。読み進めていくうちに登場人物の印象が変わっていくのも面白かった。自己愛が強くて自己評価が高い人は羨ましい反面、面倒くさくて関わりたくない。自分の価値観や正義を押しつけるのも苦手。自分は悪くない間違ったことはしていないと思っても、冷静に一歩引いてみようと自戒しつつ読了。

  • ゆきこっち

    SNSで身に覚えのない殺人事件の犯人に仕立てられたエリート社員の逃亡劇。面白くてあっという間に読了。未だに10年前なのか現在なのかいまいち把握できない私(汗)。だからスッキリとはいかなかった。奥さんの気持ちには100パーセント共感!世のご主人方、『ありがとう』『美味しかった』は絶対言って下さいね。

  • 森オサム

    タイトルで気になっていた作品。内容で良かったのは、構成の秀逸さだと思った。また、SNSの匿名性の無責任さ、嘘の情報が拡散し信じられてしまう恐怖、と言う部分や、「自分は悪くない」と言う誰もが持つ考え方への警鐘に、社会派ミステリも感じました。一方本格ミステリ的には、犯人の仕掛けが上手く行き過ぎな所や動機の弱さ、主人公の逃げる理由の妥当性、そもそもこの構成をフェアと見られるか?、等には評価が分かれそう。私は諸々ひっくるめて楽しめた作品でした。ラストも「春にして君を離れ」と同じか逆か、どちらで来るかゾクゾクした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items