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九度目の十八歳を迎えた君と 創元推理文庫

浅倉秋成

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488435219
ISBN 10 : 4488435211
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

印刷会社で営業職をつとめる僕は、通勤途中のホームで、同級生の姿を目撃する。僕が恋した高校時代の姿のままで。周囲は何ら不思議とは思わないようだが、未だ十八歳として高校に通っているという。何故か僕だけが違和感を拭えない。何が彼女をその姿に止めているのだろう? 最初の高校三年生の日々の中にその原因があるはず、そう推理した僕はあの頃を思い出しながら同級生たちや恩師のもとを訪ねる……。いま注目の著者による、追憶と青春のミステリ、待望の文庫化。


【著者紹介】
浅倉秋成 : 1989年生まれ。2012年に『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる

    「なぜ実咲は18歳のままなのか?」。物語を通して最大の謎だと思ったものが、……だったんですねぇ。改めて反芻してみて、あっと驚いた。作者は決して読者を裏切っていない。こちらが勝手に取り違えてしまったわけです。ラストで解かれるべき謎を……。物語の進行は、ひんぱんに高校時代と現在が入れ替わりながら進んでいきますが、どちらも、一見ムダに思えるほどに、情熱的な青春にはちがいない。犯罪事件がなくても、日常系とは言えないほどに濃密なミステリ。人生の隠れた秘密は、それ自体が立派に謎となる。今年のラスト本は良かったです。

  • ひさか

    2019年6月東京創元社刊。2020年11月創元推理文庫化。タイトル通りのストーリーが展開し、18歳を繰り返す謎らしき提示はあるものの明確な説明は無い。本質はそこでは無く別のところにあると言わんばかりの展開は、最初から梯子を外されたかのよう。せめてラストでは、ヒロインかヒーローに「説明は何もないのよ」と言って欲しかった。もしかすると遠回しに言ってたのかも。

  • ゆみねこ

    何とも不思議な物語だった。通勤途中の駅のホームで偶然高校の同級生・二和美咲の姿を目撃した、印刷会社の営業マン間瀬豊。美咲は18歳のまま9度目の高校3年生に。なぜ、18歳に留まり続けているのか?間瀬は友人や恩師を訪ね調べ始める。そして彼女が高校3年生を繰り返していた理由が明かされる。若い世代の読者には刺さるかも?

  • 三代目けんこと

    大好きな「創元推理文庫」の積読本が目も当てられなくなったので、今日から重点的に読んでいきます。その第1弾は、伏線の狙撃手・浅倉秋成本。「なぜ同級生は年をとらず18歳のままなのか?」追憶の青春ミステリ。前向きになる一冊!!

  • オーウェン

    間瀬は通勤する駅で同級生だった二和美咲を目撃する。 しかしその姿は高校生のままであり、いまだに18歳として通学しているという。 謎を思わせる設定で始まり、その後は学生時代と現在とで交互に映し出していき、真相が最後に明かされる。 中盤から後半まではあまり引き付けるものはなかったが、真相の部分は中々。 そもそもなぜ高校生のままかという動機に共感できるのかどうか。 その動機に関わる人物のエピソードが感動的で、美咲もそうだし、間瀬自身の成長も込められていた物語になっている。

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