医療倫理

臨床現場で直面するさまざまな問題を考える。何を行い、何を行うべきではないのか。医療実務に携わり、倫理学・哲学の訓練を受けた著者たちによる実践的・現実的な判断。

目次 : １　医療現場における倫理的判断の重要性/ ２　医療現場における人間関係（医師と患者・家族の関係/ 看護者をめぐる人間関係と倫理）/ ３　医療現場のジレンマ（インフォームド・コンセント/ 真実告知と開示基準　ほか）/ ４　誕生と終末期に関連するジレンマ（事前指示/ ＤＮＲ（心肺蘇生をしない）指示　ほか）/ ５　医療現場を取り巻く問題（医療資源の配分について/ ヒトに対する医学研究における倫理　ほか）

【著者紹介】
浅井篤 : １９６２年生まれ。１９８８年藤田保健衛生大学医学部医学科卒。１９９９年モナッシュ大学大学院人文科学科生命倫理学修士課程修了。現在、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻医療倫理学分野助教授

大西基喜 : １９４９年生まれ。１９７８年京都大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程中退。１９８５年弘前大学医学部医学科卒。現在、関西国際空港検疫所課長

大西香代子 : １９５１年生まれ。１９７５年京都大学文学部哲学科心理学専攻卒。１９８４年弘前大学教育学部看護教員養成課程卒。現在、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻修士課程在学中

服部健司 : １９５９年生まれ。１９８４年旭川医科大学医学部医学科卒。１９９６年早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得。現在、群馬大学医学部医学基礎講座助教授

赤林朗 : １９５８年生まれ。１９９０年東京大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻医療倫理学分野教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）