津島佑子 / 申京淑 / キム フナ

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山のある家井戸のある家 東京ソウル往復書簡

津島佑子 / 申京淑 / キム フナ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087748574
ISBN 10 : 408774857X
Format
Books
Release Date
June/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日韓を代表する女性作家が、1年間にわたって交わし合った24通の手紙。野菜や花の話、家族への想いなど、作家としての視点から紡ぎ出される、失われつつあるものへの哀惜と未来への希望を描く1冊。

【著者紹介】
津島佑子 : 1947年、東京生まれ。白百合女子大学在学中より創作活動に入る。『火の山―山猿記』で野間文芸賞、谷崎潤一郎賞、『笑いオオカミ』で大佛次郎賞、『ナラ・レポート』で紫式部文学賞など受賞多数。海外でも数多くの作品が翻訳される現代日本を代表する女性作家

申京淑 : 1963年、全羅北道井邑市生まれ。ソウル芸術大学文芸創作科卒業。『オルガンのあった場所』、『深い悲しみ』、『離れ部屋』(邦訳は集英社刊)などがベストセラーに。個人の内面的な孤独感や死生観を詩的で独特な文体で描き、韓国で数々の文学賞を受賞

きむふな : 1963年、ソウル生まれ。韓国の誠信女子大学と同大学院で日本文学を、専修大学大学院で日本現代文学を学び博士号を取得。現在、日韓両国の文学作品の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶんこ

    申京淑さんの「母をお願い」を読んでいたのですが、津島佑子さんは未読でした。津島さんの韓国の人に対する配慮が伺えると感じました。アイヌの人の事も書かれていて、津島さんの繊細さが伝わってきます。申さんのお母様が独島に観光旅行に行かれるという話に仰天し、日本との相違を思い知らされました。それに対する津島さんの返信が秀逸でした。山育ちの普通の主婦が普通に海辺への観光ツアーに参加した。そうなんですね。色々と考えさせられ、両国の対立が、こういった民間レベルでの交流で和らいでくれる事を願います。

  • TATA

    ただただ良作。津島佑子さんと韓国の申京淑さんの日韓の女性作家による往復書簡集。もちろんお二人とも文章が上手なのは当然としても、自らの考えを表現されるのが特にお上手。日韓という複雑な歴史が揺蕩うこの二国の作家が丁寧に言葉を紡ぐとちゃんと個人としてリスペクトし合える内容に昇華するんだと実感。話はいろいろなされるのですが、死生観に絡めた若者に向けたメッセージが特に良かったです。あと、津島さんの父親への想いもうーむと。

  • 慧の本箱

    東京在住の津島佑子とソウル在住の申京淑 日韓を代表する二人の女性作家が心のままに 一年にわたって交わした往復書簡集です 四季の移ろいと共に美しいハーモニーを奏でています

  • 渡邊利道

    1947年生まれの日本人作家と、63年生まれの韓国人作家の、2006年の冬から翌07年夏まで一年半に渡る往復書簡。歳の差が互いの敬意や、彼我の歴史の違いを映して独特の魅力ある関係性を作っていて、しなやかで具体的な感覚と知性の手触りを感じさせる。ふとした死zネニャ風物への眼差しがいかにも繊細で読み応えがあり、また、日韓の作家・作品はもちろん、エドマント・ホワイトの『ジュネ伝』やパムクのノーベル賞などの世界文学についての話題が興味深かった。

  • hisakodosu

    きむふなさんがいなければ成り立たなかった往復書簡。お互いしゃべれないし原稿がとどいても読めない。なのに、不思議な読書感。

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