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日本アニメ史 手塚治虫、宮崎駿、庵野秀明、新海誠らの100年 中公新書

津堅信之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121026941
ISBN 10 : 4121026942
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan

Content Description

アニメ大国の軌跡。

目次 : 1906年アニメーションとは何か/ 1917年 3人のパイオニア/ 1945年 プロパガンダが技術向上をもたらす/ 1956年 東洋のディズニーを目指す/ 1963年 空を越えて/ 1974年 戦艦、目覚める/ 1979年 空前のアニメブーム/ 1984年 100年後からの警鐘/ 1995年 最大の転換点/ 2006年 グローバリズムの光と影/ 2016年 揺るぎない長編アニメ大国/ 2020年 リモートの時代

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    国産アニメの歴史について、ほとんど何も知らなかったと痛感させられた。戦前から多くの先達が努力を重ねてきた経緯や、幾度ものブームを経てアニメ受容の裾野が広がった事情、アニソンやファン活動まで拾い上げて発展した1世紀余を満遍なく理解できる通史が初めて誕生した。特に手塚、宮崎、富野、庵野、新海とクールジャパンの代表とされるまで大きな影響を与えてきた作家たちが、それぞれの置かれた状況に苦闘しながら理想を追求し続けた有様がわかる。コロナ禍で文化活動が停滞気味の昨今だが、時代を動かすほど魅力的な作品が生まれてほしい。

  • きみたけ

    著者は日本大学藝術学部映画学科講師でアニメーション研究家の津堅信之氏。初の国産アニメが作られてから100年余りの日本アニメの歴史をまとめた一冊。毎週のテレビ放送を定着させた国産第1号アニメ「鉄腕アトム」、監督の作家性を知らしめた「風の谷のナウシカ」、深夜枠作品を増大させた「新世紀エヴァンゲリオン」など、画期となった名作を取り上げその歴史と現在を描いています。 私の中でアニメと言えば圧倒的に「ガンダム」ですね。「キン肉マン」もハマってました。アニメの歴史の授業のようでとても興味深かったです。

  • keroppi

    100年余りになる日本のアニメ史を作品や監督中心に概説する。後書きによると、歴史になりきれていない最近20年間の扱いは塗炭の苦しみだったそうだが、特にそのあたりがこれまで語られていないだけに読み応えがある。作家性と商業性の間で揺れ動くアニメ作品の数々であるが、最近の大ヒット映画を「作品史に与えた影響も判然とせず、数十年後に歴史として語られる頃には、興行収入という数字だけで語られる可能性さえある。」と切り捨てる。日本におけるアニメを見つめる良書であると思った。

  • ハイランド

    テレビが面白くない。雛壇芸人のクイズ大会やネットの動画を観てコメントするだけ。お前らこの程度の番組で満足だろうと言われているようで腹が立つ。対してアニメは作り手の熱を感じる(勿論ファンに媚びただけの作品も結構ある)。少なくとも作家主義の作品は巧拙や好き嫌いはあっても見応えがある。ということで日本アニメの歴史をおさらい。戦前の黎明期はともかく90年以降の流れは参考になった。それにしてもアニメもマンガも、ネットというメディアを得て増殖し、一人で全てをカバーするのは大変。頑張って好きを見つけていきたいものだ。

  • Isamash

    アニメーション研究家の津堅信之・日大藝術学部講師2022年発行著作。アニメ作家の企業出入りとか把握していなかったので少し頭整理できた気がする。手塚治虫が作った虫プロが「あしたのジョー」を製作。タツノコプロはマッハGoGoGo、ハクション大魔王、みなしごハッチ、いなかっぺ大将、ガッチャマン、タイムボカン、ヤッターマンを製作し押井守が所属してた。ルパン三世はAプロダクション(宮崎駿在籍)が実質的製作。宮崎駿は「ルパン三世カリオストロの城」の後干されたらしいが見た人間としては当時圧倒されたので本当に驚かされる。

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