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メガバンク最後通牒 執行役員・二瓶正平 幻冬舎文庫

波多野聖

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344430303
ISBN 10 : 4344430301
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

弱小銀行出身ながらも、生真面目さと優しさを武器に執行役員になった二瓶正平。そんな彼の新たな仕事は、金融庁の鶴の一声で決まった地方銀行の再編だった。だが、幹部らはなぜか消極的で、集められたメンバーも一年後に退職が決まっている社員ばかり。このプロジェクトを成功させるべきなのか、それとも―。二瓶の手腕が試されるシリーズ第三弾。

【著者紹介】
波多野聖 : 1959年、大阪府生まれ。一橋大学法学部卒業後、農林中央金庫、野村投資顧問、クレディ・スイス投資顧問、日興アセットマネジメントなど国内外の金融機関でファンド・マネージャーとして活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 納間田 圭

    シリーズ第3弾。合併を繰り返し巨大化していく都市銀行…。語るに語れない差別と区別の繰り返し…。パニック障害で療養中の妻を持つ主人公を襲う…理不尽な物事の数々。しかし彼は…持ち前の生真面目さで生き残り…とうとう執行役員になった。与えられたミッションは…金融庁の強い意向からの無茶な地方銀行の再編。それを阻む…謎の「G県板藤市」の存在。影にある…”円”とは違う全く別の通貨”D券”の存在。隠蔽された管理経済都市。完全に自給自足する理想郷とも呼ばれ、住みやすく人口流出が少ない。だがだが…なぜか流産が多いのがポイント

  • KAZOO

    今回は、主人公が執行役員となってスーパーリージョナルバンクを作る担当部門を任されることになります。当初は頭取以下消極的であったのが、金融庁の意向からやらざるを得ないことになり人員を銀行内から集めます。優秀であるが、問題を抱えている人材ばかりということですが期間を区切ってのプロジェクトとなります。一つの地銀が置かれている都市が昔からの管理経済都市ということで、一種の経済SF小説ともいうべき話になっています。私は嫌いではないのですが、このような話にあきれる人もいるのでしょう。

  • まつうら

    メガバンクシリーズの3作目。前作同様に、TEFGが工藤や五条が属する闇の組織と対決するのかなと期待して読み始めたが、本作のテーマはちょっと変わっていて、計画経済都市を取り上げている。ソ連や中国の共産主義とは違い、破綻しない計画経済の仕組みが坂藤市として描かれているが、どうして破綻しないと言えるのかよくわからなかった。ラストシーンでヘイジと桂が坂藤市の仕組みや魅力を議論しているが、著者自身も計画経済都市をどう取り扱うのか迷っている感じがする。新しい視点なのでおもしろいけれども、読後感はなんだか消化不良だ。

  • Yunemo

    二瓶正平執行役員、ある意味現実味があって、自身にはできない生き方に共感できるところ多々あって。今回の役割は地方銀行の再編、独立したSRBへの集約、まさに今、俎板に乗ってるじゃありませんか。現実味を帯びてる、さあどのように、という期待感。でもやっぱりね、荒唐無稽な物語へと展開していく様。エンタメ要素として、思う存分楽しめました。金融政策、確かに表面では様々な自由化が進んできたけれど、その裏で金融当局の規制はさらに強まっているのが現状でしょう。何とはなくの仄々感を残しての読了、解説を読んで日本人論として理解。

  • 速読おやじ

    メガバンクシリーズ3作目で二瓶氏も執行役員に昇格。スーパーリージョナルバンクを作るべく奮闘するが、ある地銀に隠された闇が凄すぎる。地域でしか使用できない通貨を発行し、経済を計画的にコントロールしているのだ。それを政府も黙認していたという。こんなお伽話のような展開に前作でも登場した闇の組織も絡んでくる。物語は後半に一気呵成に動いてゆくのだが、まさかまさかの展開でもはや金融エンタメの域を超えている。万城目学のプリンセストヨトミ的な匂いもしなくはない。これまでのメガバンクシリーズからはぶっ飛んだスケールが面白い

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