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奇術探偵 曾我佳城全集 下 創元推理文庫

泡坂妻夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488402259
ISBN 10 : 4488402259
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan

Content Description

若くして引退した美貌の奇術師であり、名探偵でもある曾我佳城。彼女が解決する、奇妙な事件の数々。射殺事件の容疑者が持つ、花火大会での鉄壁のアリバイ崩しに挑む「花火と銃声」。雪に囲まれた温泉宿で発生した、“足跡のない殺人”の謎を解く「ミダス王の奇跡」。佳城の夢であった奇術博物館〈佳城苑〉にて悲劇が起こる、最終話「魔術城落成」など11編を収録する。奇術師という顔も持っていた著者だからこそ描けた、〈曾我佳城〉シリーズ瞠目の完結巻。

【著者紹介】
泡坂妻夫 : 1933年東京生まれ。75年「DL2号機事件」が第1回幻影城新人賞佳作となりデビュー。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、82年『喜劇悲奇劇』で第9回角川小説賞、88年『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞、90年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞。奇術界でも著名で、69年に石田天海賞を受賞。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ALATA

    作者が奇術師ということもあり、ミステリーをうまく融合させて舞台の裏側を見る感覚がいい。叙述トリックがさえわたる「ミダス王の奇跡」、パフュームのパフォーマンスを彷彿させる「虚像実像」が奇術トリックを駆使しいて思わず唸ってしまった。20年にわたる連載、最終章「魔術上落成」で大団円と思いきやまさかの展開が・・・泡坂さんの奇術、伏線回収お見事でした。★4※続編期待もかなわず、再読必須。映像化はベタですが、ぜひ仲間由紀恵で・・・

  • タカギ

    下巻も11編収録。解説は米澤穂信氏。泡坂妻夫自身だという青瀬勝馬の著作が出てくる、変わった話もある。カードマジックの秘密が書かれている。最終話では、佳城が建設を続けてきた奇術博物館が完成する。それにしても、もっといくらでも若いのから金持ちまでよりどりみどりだろうに、と思わずにいられない。

  • ぶんぶん

    【図書館】曾我桂城もいよいよフィナーレです。 奇術の成り立ちとミステリー、そのあやが大変勉強になった。 でも、最後の2,3篇は奇術を盛り込み過ぎたのか、やや冗漫な感じ、 しかし、20年以上掛かって書き上げた超大作である事に間違いない。 もうちょっと曾我桂城に寄り添った話も良かったのでは・・・ 凄いな、一つの事に20年掛けられるのは、「魔術城落成」で見事にフィナーレを迎えるが、一抹の不満も、消息不明で会って欲しかった。 泡坂妻夫、偉大なる作家だった。

  • Inzaghico

    あっという間に引退した女性奇術師、曾我佳城を探偵にした連作もの。どれも小ぶりながらきらりと面白さが光る佳品揃い。女主人公の名前の「佳城」というのは「墓」という意味だそうで、最後にこれが重要な意味合いをもつ。 佳城の弟子の串目の成長ぶりにも目をみはる。佳城に憧れとほのかな恋心を抱きつつ、奇術師として一人前になっていく姿は、たくましい。最後の「魔術城落成」では、師匠を思うあまりの行動に驚き、泣けてくる。 ちょっと現実から離れたい、今のようなときにうってつけの読みものだった。

  • ほたる

    読めば曾我佳城の虜になっている作品。どの作品も奇術トリックを軸に真相に導いていく過程が良い。ありとあらゆる奇術で攻めてくるので読んでいてとても楽しい。「魔術城落成」が全集の最後の作品。これに辿り着いたとき衝撃ですっかり打ちのめされてしまった。

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