Books

死体置場で待ち合わせ 新保博久・法月綸太郎 往復書簡

法月綸太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334105174
ISBN 10 : 4334105173
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

圧倒的な博覧強記のミステリ評論家×ミステリ実作者にしてカリスマ評論家
いつまでも終わらない大好きなミステリの話。

「モルグ街の殺人」の定説の疑問、クリスティー失踪の真相、 芥川龍之介「藪の中」の推理、坂口安吾『復員殺人事件』解決編への挑戦、
さらには多重推理、特殊設定など“ミステリの現在”を読み解く―― 何度読んでも新発見をする小説は 本当にあるのです。

【著者紹介】
新保博久 : ミステリ評論家。1953年、京都府京都市生まれ。早稲田大学美術科在学中はワセダ・ミステリクラブに在籍。卒業後は、文芸評論家の権田萬治氏に師事し、2001年に同氏との共同監修による『日本ミステリー事典』で第1回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞。’03年には推理小説研究家の山前譲氏との共編著『幻影の蔵 江戸川乱歩探偵小説蔵書目録』で第56回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。山前氏とともに光文社文庫版〈江戸川乱歩全集〉全30巻も監修する他、多数のアンソロジーや全集の編纂に携わる

法月綸太郎 : ミステリ作家、評論家。1964年、島根県松江市生まれ、京都大学法学部卒業。在学中は京大推理小説研究会に所属。’88年『密閉教室』でデビュー。2002年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞(短編部門)を、’05年『生首に聞いてみろ』で第5回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞。ロジカルかつ大胆な推理を展開する本格ミステリを次々と生み出す一方、文芸論評・ミステリ評論のジャンルでも多数の著書を著している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro

    高校の大先輩、坂口 安吾の幻の短篇小説が掲載されているので読みました。両者ともミステリ通、新保博久&法月綸太郎 の往復書簡集です。両者の話題についていけないところもありますが、「不連続殺人事件」は、傑作だと思います。 https://books.kobunsha.com/book/b10125722.html

  • パトラッシュ

    批評家という仕事は驚異的な記憶力がなければできないと痛感する。話題になる本の半分くらいは読んだ覚えはあるが、大半が忘れるか断片しか覚えていないのだから。倒叙ミステリに特殊設定、芥川龍之介と坂口安吾、多重推理から作家の自作改訂まで、めまぐるしく話題が飛びながら見事に打ち返し合う有様はテニスの名勝負を見ているようだ。ミステリが好きで好きでたまらない2人だけに、読むだけでなく深く味わい自分のものにしているのがわかる。特に『藪の中』の新解釈や都筑道夫の史観の影響力については、その手があったかと思わずうならされた。

  • 山田太郎

    ポーがどうとか復員殺人事件がどうとか猿の手がどうとか読んでないし、なんかえらくむきになってる感じで置いてけぼりされたようなというか。特殊設定ついていけないというのは同意。普通のやったらネタないからなんか一ひねりするのはわかるけど、なんかついていけない。なんだろうな、この違和感。お姉ちゃんの写真集の感想ばかりの俺に文句つけられたくないよなと思いつつも読む。

  • だるま

    法月さん新保さん間の往復書簡という形の評論集。それぞれ単独の評論集では、法月さんが真面目、新保さんがくだけている印象だったが、往復書簡だと二人が歩み寄るのか似た感じの文脈になっている。古今東西のミステリに言及しているが、中の数作を非常に細かく論じていて、ちょっとついて行けない箇所もあった。芥川龍之介の『藪の中』や、坂口安吾の『復員殺人事件』を、これ程に深掘りした評論は多分無いだろう。興味を持てないとキツい😅。それでも、近年発見された安吾の短編を付録で載せているのが嬉しい。これでこの本の価値が上がったな。

  • pulp

    「特殊設定」と「日常の謎」は世界観の薄っぺらさからコインの裏表ではないのか(大意)というのには同意。私はもう国内の新作「本格ミステリ」は読まなく(読めなく)なってしまった。ただし、これはあくまでロートルのミステリファンの意見。「新本格」が登場したときに「人間が描けていない」と言われたのと同じような気もするが。都筑道夫の『黄色い部屋はいかに改装されたか?』にずっとこだわり続ける二人。今の若いミステリファンには『黄色い〜』や瀬戸川猛資の『夜明けの睡魔』なんかに該当するようなミステリ評論、ガイドがあるのかな?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items