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長い別れのための短い手紙 ハントケ・コレクション

法政大学出版局

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588486111
ISBN 10 : 458848611X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新たな文学表現を求めてアメリカを舞台に描く『長い別れのための短い手紙』、母の自殺に直面し書き始めた『幸せではないが、もういい』、創作の原点と平和への思いを語ったノーベル文学賞受賞講演を収録。

目次 : 長い別れのための短い手紙/ 幸せではないが、もういい/ ノーベル文学賞受賞講演

【著者紹介】
ペーター・ハントケ : 1942年、オーストリアのケルンテン州グリッフェンに、ドイツ人の父とスロヴェニア系の母とのあいだに生まれた。60年代、戦後西ドイツの文学を牽引してきた「グルッペ47」を批判、『観客罵倒』『カスパー』等の斬新で前衛的な作品で注目される。その後も『ゴールキーパーの不安』『ゆるやかな帰郷』『反復』『疲れについての試論』『無人の入江の一年』等、つねに新たな表現を模索しながら長短篇の小説、劇、詩、映画脚本等の多彩なジャンルにわたって、現在に至るまできわめて多作かつ実験的な手法で描き、現代ドイツ語圏文学の最も重要な作家の一人となった

服部裕 : 1981年ドイツ連邦共和国フライブルク大学修士課程修了。明星大学名誉教授

元吉瑞枝 : 1968年東京大学大学院修士課程修了。熊本県立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Mark.jr

    「幸せではないが、もういい」(良いタイトル)とか、ほとんど私小説ですが。著者は元々言語的な実験小説を書いてだけあって、日本のものとは違い、自身が直接撮った写真を使ったコラージュ作品のようです。

  • バナナフィッシュ。

    訳者のあとがきに促されて、作品を読むと主人公の成長譚として読めはする。けれど、一般的ではない描き方(抽象的と言おうか、表し方が難しい)によって、筋の通った読み方は難しく、細部のシーンに滑稽さを感じる。花粉で窒息したとか、シュールすぎる。

  • のこのこ a.k.a. TOKKY

    初めてのハントケ作品。自分がどういう風にこの作品達を理解したかメモ。 『長い別れのための短い手紙』はアメリカを旅する過程で知覚することで内省を試み、自己と他者の関係を見つめ直す過程を描いたような作品である一方、『幸せではないが、もういい』は自殺した母の生い立ちや過去について書く行為を通して内省をするが、それは何かを克服したりするものではない……という風に受け取った。 気になった一文を引用 『表現することはすべて、たとえ実際に起こったことについてあってでも多かれ少なかれフィクションではないだろうか。』

  • Ivansky

    ノーベル賞受賞記念講演も含む

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