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ISBN 10 : 4588011383
Content Description
ギリシャ・ローマ世界では、哲学は論理体系の構築である前に、人々が自然の神秘を受け止め、日常生活の苦難を乗り越えるための知恵、生の様式、精神の修練であった―新プラトン主義やストア派などの研究で世界的に知られ、コレージュ・ド・フランスで古代哲学を教えた著者が、相互的な学びに基づく哲学の本質について易しく語った自伝的な対話の書。哲学な思索への最良の入門書!
目次 : 第1章 教会の法衣のもとで/ 第2章 研究・教育・哲学/ 第3章 哲学の言述/ 第4章 解釈・客観性・誤読/ 第5章 合一体験と哲学的生/ 第6章 精神の修練としての哲学/ 第7章 生き方としての哲学、知の探求としての哲学/ 第8章 ソクラテスからフーコーまで―ひとつの長い伝統/ 第9章 受け入れがたいもの?/ 第10章 いま在ることがわれわれの幸福
【著者紹介】
ピエール・アド : 1922年生。パリのカトリック家庭に生まれ、神学教育を受ける。15歳で高等神学校に進級、22歳で司祭の資格を得たのち、ソルボンヌで神学・哲学・文献学を学ぶ。27歳でCNRS(フランス国立科学研究センター)の研究員となり、宗教界を離れて哲学の道を選ぶ。文献学の研究を土台として、古代ギリシア思想と新プラトン主義、とくにプロティノス研究で著名となる。1963年にはEPHE(高等研究実習院)のディレクター、82年にはミシェル・フーコーの推薦もありコレージュ・ド・フランスの教授に就任。2010年没
小黒和子 : 東京女子大学文理学部英米文学科卒業。米国ワシントン大学大学院修士課程修了。元東京女子大学助教授、元早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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