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ISBN 10 : 4588151169
Content Description
尊厳の多元化へ。伝統、仏教、儒教、人権、公共、歴史認識、生命と死、そして人間へ。「尊厳」という言葉の意味が持つ差異性と同一性に多角的な焦点を当て、相互理解への道を開く。関連文献の読書案内コラムも付す。
目次 : 第1部 日本関係編(バイオエシックスと生命倫理学の間―医学者の「尊厳」理解/ 野間宏文学における「弱者の生」から逆照射される「尊厳」/ 如空の衆生を度す―仏教における人間の尊厳と個の尊重 ほか)/ 第2部 中国関係編(現代新儒家牟宗三のカント理解/ 中国憲法史における尊厳概念―その背後にある政治思想/ 求むれば則ち之を得、舎つれば則ち之を失ふ―人間の尊厳に対する儒教の立場からの考究姿勢について ほか)/ 第3部 朝鮮(韓国)関係編(暴力としての歴史認識/ 韓国で人間尊厳性概念の開新を目指して公共哲学する―独話的概念創出から対話的概念開新への試み/ 社会的生命力の源泉としての尊厳―安重根『東洋平和論』を手がかりに ほか)
【著者紹介】
加藤泰史 : 1956年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授、一橋大学名誉教授。哲学、倫理学
小倉紀蔵 : 1959年生まれ。ソウル大学哲学科博士課程単位取得退学。ソウル大学修士(文学)。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。朝鮮半島の思想・文化、東アジア哲学、日韓関係
小島毅 : 1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授。中国思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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