Product Details
ISBN 10 : 4588011049
Content Description
主著『救済の星』刊行後に執筆された重要なテキストを中心に収録する。日本オリジナル編集のアンソロジー。難病に冒されながらも救育活動と翻訳に情熱を注ぎ、“新しい思考”の実践を続けたローゼンツヴァイク晩年の到達点を示す。
目次 : 第1部 『救済の星』について(新しい思考―『救済の星』についてのいくつかの補足的な覚書/ 『救済の星』の「原細胞」)/ 第2部 自由ユダヤ学舎と教育について(ユダヤ的思考への手引き/ 信仰と知識 ほか)/ 第3部 翻訳について(新ヘブライ語?―スピノザ『エチカ』の翻訳にさいして/ 文字と言葉―新たな聖書翻訳のために ほか)/ 第4部 人について(ヘルマン・コーヘンの遺作/ 護教論的な思考―ブロートとベックについての所見 ほか)
【著者紹介】
フランツ・ローゼンツヴァイク : 1886年、ドイツに生まれる。ゲッティンゲン大学、ミュンヘン大学にて医学を、フライブルク大学にて歴史学・哲学を学び、フリードリヒ・マイネッケの指導のもと、ヘーゲルに関する博士論文を提出する(1921年、『ヘーゲルと国家』として刊行)。第一次世界大戦末期の1918年、バルカン戦線の塹壕のなかで霊感を受け、主著『救済の星』を執筆(1921年刊行)。1920年、ユダヤ人のための成人教育機関「自由ユダヤ学舎」を開校。1921年、筋萎縮側索硬化症を発症。マルティン・ブーバーとともに旧約聖書の新しいドイツ語訳に着手するが、1929年逝去
村岡晋一 : 1952年、熊本県生まれ。中央大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、中央大学理工学部教授。ドイツ・ユダヤ思想、ドイツ観念論専攻
田中直美 : お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。現在、武蔵丘短期大学講師。教育哲学、教育思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
