Product Details
ISBN 10 : 4588616129
Content Description
新型コロナ禍とともに幕を開けた2020年代。深刻な環境危機や経済的貧困の拡大のなかで問われているのは、マジョリティの内側からの変容であり、政治的主体化ではないか?人々を分断する新自由主義の価値観、性差別や民族差別、優生思想がもたらす複合的な暴力を解体すること、“棄民”の政治に抵抗することが世界同時的な課題となっている今、新しい民主社会への知恵をさぐる。待望の第2号!
目次 : 共同討議 文学はいま何に「対抗」すべきか?/ 特集1 差別の歴史を掘り下げる(江戸思想史とアジアの近代―日本人と差別の歴史/ 帝国のタイムライン―「ひろしまタイムライン」とポストコロニアル・メランコリア/ 差別への問い ほか)/ 特集2 性と障害と民主主義(中心をつくらない社会運動?―デザイン、フェミニズム、複合差別/ わたしと政治―声はどこから聞こえてくるのか?/ 家族や専門職に「殺させる」社会に抗う―「大きな絵」を見据えながら「小さな物語」に耳を澄ませる ほか)/ 特集3 二〇二〇年代の世界認識のために(ゼロ年代〜二〇一〇年代の批評/運動をめぐって―差別・階級・慰霊と民主主義の現在/ 脱出口を開く―「人間以後」の未来へ/ 民主主義の自己修復的性質について―お祭りデモクラシーと語学学校デモクラシー ほか)/ 小説 ビザラン挽歌
【著者紹介】
杉田俊介 : 1975年神奈川生。批評家
櫻井信栄 : 1974年神奈川生。日本文学研究者、日本語教師、韓国語翻訳者
川村湊 : 1951年、北海道生。文芸批評家。法政大学名誉教授
藤原侑貴 : 1989年東京生。作家。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。小説「通りゃんせ」(第30回織田作之助青春賞)、「帰郷」(第32回日大文芸賞佳作受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

