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あるヴァイオリンの旅路

法政大学出版局

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588352355
ISBN 10 : 4588352350
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

名もないヴァイオリンの来歴を探る旅が、ヨーロッパ300年の歴史を描き出す。W・G・ゼーバルトゆかりの著者による、記憶と歴史がフーガを奏でる異色の文化史。

目次 : 出会い/ リュートのへぎ板/ デン・ハーグ/ 解読/ 亡霊のひしめく町/ 死の舞踏/ ごつごつした石の世界/ ミラノ/ 六つの独奏曲/ ロンドン/ 訛り/ つながり/ ある種の弓形/ パリ、挫折を乗り越えて/ ヴェネツィア/ ヘラクレスとその棍棒/ 父親探し/ 指標/ ある工房/ 魂柱の亀裂/ 曲がりくねった小道/ 顔の手がかり/ フェティシズムについて/ 鋳掛屋横町/ バッサーノ/ お気に召すまま

【著者紹介】
フィリップ・ブローム : 1970年、ハンブルク生まれ。歴史学博士。歴史家、作家、ジャーナリスト。翻訳家としては、英語の自著をドイツ語に訳しているほか、オペラ台本などの翻訳も手がける。ほかに長編小説、新聞・雑誌の論説、ラジオ番組など、多方面で活躍し、環境、政治など現代の問題にも積極的に発言している。ベストセラー作家の一人で、グライム文学賞はじめ受賞歴も豊富

佐藤正樹 : 1950年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了。広島大学名誉教授。博士(文学)。ドイツ文学・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かもめ通信

    書評サイト本が好き!を通じてのいただきもの。一挺のヴァイオリンに惚れ込んだ著者はその素性を調べるべく、様々なプロに逢いそのアドバイスを受けながら、フュッセン、ミラノ、ロンドン、ウィーン、ヴェネツィアへと探索を続ける。結果語りあげたのは、楽器作りに適した木材の産地、特定の地域で楽器作りの職人たちが排出されたわけ、そうした職人たちがヨーロッパ各地に散らばった経緯等々、ヴァイオリンという楽器そのものの歴史であり、その背景にうかびあがる、小氷期と呼ばれる気候変動の影響や疫病や戦争などヨーロッパの歴史でもあった。

  • cocolate

    ヴァイオリンが職人たちの工房でつくられる様が、ヴェネチアの景色が見えるようでした。製作者は誰なのか…。年輪測定などの科学や歴史文献から、人物の影を追いかけるのに夢中でした。愉しめました。

  • takao

    ふむ

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