Books

現代日本語の逸脱的な造語法「文の包摂」の研究 ひつじ研究叢書(言語編)

泉大輔

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784823412158
ISBN 10 : 482341215X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan

Content Description

「振り込め詐欺」「かまってちゃん」「いいねボタン」「話しかけるなオーラ」という語の特異性はどのように説明できるだろうか。本書では語の内部に“文”相当の要素が含まれる現象を「文の包摂」と名付け、実例を豊富に取り上げる。それらの形式的・意味的特徴を記述した上で、引用、命名、表現効果などの観点から成立原理を説明する。逸脱表現研究のみならず、日本語史研究・他言語研究の新たな地平をも拓く、実証的かつ挑戦的な研究書。

【著者紹介】
泉大輔 : 立教大学国際化推進機構日本語教育センター教育講師。国立国語研究所共同研究員。明治大学国際日本学部兼任講師。宮城県仙台市出身。専門は日本語学、語彙論。東北大学卒業後、民間企業で勤務した後、東京外国語大学大学院に入学。東京外国語大学大学院博士後期課程修了(博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Shiba

    「振り込め詐欺」「ハワイへ行こう!キャンペーン」など、複合名詞の前項に文の形の成分が現れる現象の研究/逸脱的で創造的なこの言語表現そのものが面白い/一見色物っぽい研究対象に思えるが、語構成や引用など日本語研究の幅広い分野に波及する可能性が見えて興味深い/筆者はあえて文包摂の定義を広めにとっているが、それでも「いいねボタン」は固有名詞では?といった疑問がちらつく(固有名詞自体も定義が難しそう)/一部の文包摂名詞には被引用者と引用者の視点が併存する性質があるという分析に納得、ただ主観性との関係がややこしそう

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items