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ロシア文学を学びにアメリカへ? 増補版 屋根の上のバイリンガル 中公文庫

沼野充義

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122076068
ISBN 10 : 4122076064
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1980年代、ロシア文学を専攻していた著者は、ソ連ではなく米国へ飛んだ。
ハーバード大で古代教会スラヴ語を習得し、街角でポーランド移民と交流。
多様な文化を内包する「サラダボール」の国で得た体験と考察をユーモラスに綴る、ヌマノ教授の原点たるエッセイ。
「ハーバード生活から三つのエピソード」他を新規収録。〈解説〉奈倉有里

【著者紹介】
沼野充義 : 1954年生まれ。スラヴ文学者。名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授。2002年『亡命文学論 徹夜の塊』でサントリー学芸賞、04年『ユートピア文学論 徹夜の塊』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nobi

    アメリカでロシア文学を学んだりイディッシュ語の講座受けたりポーランド語齧ったり、というちょっとおかしな先輩の留学の話を間近で聞くよう。ニューヨークでロシア系ユダヤ人の多い地区に住み、ワルシャワという町名に惹かれてインディアナ州まで行ってみたりで、アメリカでの人種の”patchwork”が見え始める。彼は土地の人との直接の触れ合いから鋭い言語論文化論を展開する。人間の性格を抉り出すと指摘するイディッシュ語を軸にユダヤ人の歴史を語り、ポーランドやリトアニアの悲哀の話、吹き出してしまうポーリッシュ・ジョークも。

  • どら猫さとっち

    スラヴ文学者がロシア文学専攻で留学した場所は、なんとアメリカだった。英語圏内でのスラヴ語の実情…スラヴ語文法に手こずり、そこで知り合ったクロアチア移民と知り合い、言葉や習慣の面白さを見出す。体験談から文法まで、バイリンガルな著者の日々と思考を、余すことなく論じたエッセイ集。今まで知らなかったアメリカの姿が垣間見える。滑稽でありながら、サバイブする著者や周囲の人たちが愛おしい。

  • greeneggs

    100分de名著に著者が出演されていたので読んでみた。ロシア文学を学びに行ったアメリカ留学の出来事、スラブ語などマイナーな言語についてなどとてもおもしろかった。ハイネの詩は独語であるからこそ意味をなし、仏、英では別物になる。日本ではバイリンガルは良い意味で用いられるが、海外では貧しい移民の象徴で見下された概念というのも興味深い。

  • みくに

    面白かった。ほうぼう旅してる気分。昔、何語の本を読んでいた時か忘れたけど友達に言われた、こういう奴がいつの間にか外国語喋ったりするんだよなというのを思い出していた。事はそう簡単じゃなさそうだけども

  • ねこねこ

    著者の無自覚な女性差別的眼差しが非常にキツかった。マイクロアグレッション連発。女性の容姿評価しまくり、一部職業につく女性だけ「おばさん」呼ばわり。留学記も翻訳者のエッセイも好きなので購入したものの、あまりにも酷くて放置していたが、やっと読み終えた。本当に酷くて気分が悪くなった。これで奈倉有里先生の解説が「私にとってはいい人構文」だったら最悪だと思ったけど全くそうではない観点で書かれていてほっとした。沼野先生のTwitterは時々見かけたが、共感する内容も多かった。途中に出てきた翻訳も良かったが……。

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