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ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本 光文社新書

治部れんげ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334045456
ISBN 10 : 4334045456
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ベタ設定の「愛の不時着」はなぜ世界でヒットしたのか?「半沢直樹」のパワハラがいまだにウケる日本はヤバイ!?欧米ドラマで夫がすぐに捨てられる理由は?韓国ドラマの姑はなぜしつこいのか?―エンタメ性の高い連続ドラマには、必ずその国の世相が反映される。いまやビジネスにも家庭円満にも欠かせなくなった「ジェンダー視点」でドラマを見れば、世界のいまも見えてくる。韓国「椿の花咲く頃」「SKYキャッスル」、アメリカ「ハンドメイズ・テイル」「ザ・グッド・ファイト」、カナダ「アウトブレイク」、欧州「コペンハーゲン」、そして日本「きのう何食べた?」等々、世界各国から選んだ22本のドラマを、業界随一のジャナーリストがジェンダー視点で読みとく。楽しく読んで、そして見て、ジェンダー観をアップデート!

目次 : 序章 ジェンダーでドラマを見ると社会がクリアに見えてくる(ストーリー展開をジェンダー視点で見る/ ところで、ジェンダーって、なんだっけ? ほか)/ 第1章 ジェンダー意識の高い韓国ドラマは厳しい格差社会の反動?(総論:社会的テーマを正面から描く韓国ドラマ/ 世界中を惹きつけたケアするヒーローと自立したヒロイン 愛の不時着 ほか)/ 第2章 経済と性暴力の問題を統合するアメリカドラマ(総論:「人権」と「経済」が地続きのアメリカドラマ/ BLM、#Me Too、大統領弾劾…「トランプの時代」に挑んだ女たちの法廷ドラマ ザ・グッド・ファイト ほか)/ 第3章 稼ぐ女性は見ていて辛い!?日本ドラマのジェンダー・ステレオタイプ(総論:二者択一の価値観の残る日本ドラマ/ 大ヒットドラマで見る「すべてかゼロか」を迫る日本社会の闇 半沢直樹/私の家政夫ナギサさん ほか)/ 第4章 欧州とカナダのドラマに見る自己決定と幸せの相関(総論:幸せになるために必要な「自分の人生を自分で決める自由」/ 新型コロナの“予言ドラマ”が提示した女たちのプロフェッショナリズム アウトブレイク―感染拡大 ほか)

【著者紹介】
治部れんげ : 1974年生まれ。一橋大学法学部卒業後、日経BP社にて経済誌記者を務める。2006〜07年、ミシガン大学フルブライト客員研究員。14年よりフリージャーナリスト。18年、一橋大学大学院経営学修士課程修了。メディア・経営・教育とジェンダーやダイバーシティについて執筆。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。東京都男女平等参画審議会委員。豊島区男女共同参画推進会議会長。内閣府男女共同参画計画実行・監視専門調査会委員。交響財団法人ジョイセフ理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • azukinako

    半分以上はすでに見たドラマだったが、特にジェンダーを意識してみていたわけではなく、言われてみて気づくことは多かった。自分では意識していなくてもだんだんと刷り込まれているのだと思う。だから日本のドラマに最近まったく惹かれないのか。最近、韓国ドラマ中心になっているが、他の国のドラマも面白そうな作品が紹介されていたから見てみよう。それにしてもドラマは時間とられるからなあ…時間とのせめぎあい。

  • おかむら

    日本の連ドラがなぜつまらなくなってしまったのかを韓国や欧米のドラマで描かれる女性や社会問題と比較して解説するドラマガイド。もちろんストーリーのネタバレありだけど、キモの部分は書かない配慮をしてくれてると思うので、この先見たいドラマが増えました。でもほとんどがNetflixなんだよなー。カナダのドラマ「アウトブレイク」見たいなー。NHKは去年くらいから海外ドラマをやってくれなくなってるけどなんでか。「アンという名の少女」の続きをやってくれい。

  • フム

    コロナ禍に大ヒットした「愛の不時着」をはじめとする韓国ドラマや、原作の世界観はそのままに、子どもと女性の人権尊重という視点を追加した「アンという名の少女」狂信国家ギレアドによる女性への人権侵害や抑圧を、描いた「侍女の物語」など、世界的にヒットしたドラマをジェンダーの視点から切り分けて解説していて面白く読んだ。 日本でヒットした半沢直樹や相棒などに描かれる女性が可愛らしい妻や癒してくれる小料理屋の女将であることも、男性向けに理想化されたステレオタイプの女性だったというのも、読んでなるほどと思った。

  • 香翠

    観て良かった、次に観てみようと考えているドラマが取り上げられているので読んでみました。人種問題や宗教的なこと、男女差、経済格差などなど、海外の作品の方が割と赤裸々に描かれいるので奥深い気がしてましたが、この作品を読みながら「!」と感じる部分がたくさんあり、単純に「俳優さんがイケメンだからハマった」だけではなかったのねと改めて思った次第です。

  • はるき

     各国のヒットドラマをジェンダー視点で解説する。国が違えば文化が違い、どこが何点とは言えませんが、日本の遅れは笑えない域。良質なエンタメは理不尽や偏見に異議を唱え、大人に再考を、子供に知見を与えるのだ。海外ドリマを見まくりたくなるな!

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