Product Details
ISBN 10 : 4867561045
Content Description
●産業看護ケアの質はアセスメントによって決まる。
新人からベテランまで、すべての産業看護職必携。本書は、働く人々と集団/組織の健康と安全を支える産業看護アセスメントの決定版です。
産業看護職は、産業保健専門職チームの一員として看護専門職の立場から働く人々の健康と安全に向けた支援活動を続けてきましたが、現代の健康課題を解決するためには、今まで以上に看護の専門性が求められています。現代では、過剰ストレスによるメンタルヘルス対策、高年齢労働者の増加による疾病対策・重症化予防対策、仕事と疾病の両立支援対策、女性就業者の増加に伴う女性の健康問題への対策、化学物質の自律的管理への移行に伴う健康管理対策、COVID-19などの感染症対策、テレワークの増加に伴う健康問題対策など、職場における健康課題が多様化・深刻化しています。
現代において産業看護職の役割を具現化するためには、<1>働く人個人と彼らが属する集団/組織のアセスメントの方法を示すこと、<2>個人、集団/組織の看護診断名を開発すること、<3>その診断名に示された看護現象を解決するために必要な看護ケアを提示し、<4>あわせてその成果を明確にすること―つまりは、産業看護についての体系的な知識づくりが必要です。
本書では、「産業看護」の最新の定義に基づき(産業看護の専門性・独自性が今まで以上に明確に示されており、産業看護学の学問構築にとって強力な方向性を示しています)、アセスメント項目を見直して時代を反映した個人および集団/組織のアセスメントツールを示すとともに、具体的な事例も現代の健康課題に関するものに厳選しています。本書が、学問としての産業看護学における看護過程の第1ステップであるアセスメントの重要性について、改めて考える機会となることを願っています。産業看護ケアの質はアセスメントによって決まるからです。
【著者紹介】
河野啓子 : 1962年、東京大学医学部衛生看護学科卒業。同年、富士電機健康管理センターに勤務。1989年、産業医科大学医療技術短期大学専攻科教授、1995年、東海大学健康科学部看護学科教授、1999年、同大学大学院健康科学研究科看護学専攻主任教授、2004年、日本赤十字北海道看護大学大学院教授、2005年、帝京平成大学ヒューマンケア学部教授を経て、2007年、四日市看護医療大学学長、2013年より同大学名誉学長。また、1996年より日本産業衛生学会産業看護部会長、2012年より日本産業看護学会理事長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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