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異端の奇才 ビアズリー

河村錠一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861529740
ISBN 10 : 4861529743
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スキャンダラスな成功から早すぎる転落、晩年の進化まで、
その画業と生きざまをたどる決定版


時代に作られ、時代を作り直したビアズリー。「反対の一致」のエレガントな魔術師。
一ページ毎に、悪趣味と美的洗練の極みとがアイロニカルに睦み合う、目も綾なる一冊!
―平野啓一郎

弱冠25歳で世を去ったイギリスの挿絵画家、オーブリー・ビアズリー。精緻な線描と大胆な白黒の色面からなる類まれな作品を世に送りだした彼のあゆみを、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のコレクションを中心とした重要作品200点以上でたどる。出世作『アーサー王の死』や代表作『サロメ』、晩年の傑作『モーパン嬢』『髪盗み』をはじめとする挿絵にくわえ、素描や版画、彩色ポスターを一挙紹介する決定版的一冊。


オーブリー・ビアズリー(1872-1898)
画家、挿絵画家として19世紀末のイギリスで活躍。オスカー・ワイルド著『サロメ』挿絵で脚光を浴びたが、1985年にワイルドが同性愛の科で投獄されたことを機に転落。その後、雑誌『サヴォイ』や『モーパン嬢』の挿絵で画風に新境地を開くも持病である肺結核で弱冠25歳で他界する。浮世絵の影響を受けた他、耽美主義やアール・ヌーヴォーの中心人物のひとりとしても知られる。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    昨日見に行った「ビアズリー展」の図録。会場限定版のミント色の表紙のものを購入。昨日見た作品を思い返しながら解説を読む。あの「サロメ」にもこのようなドラマがあったんだなと初めて知ることも多かった。ワイルドとの確執やワイルドの求めていた「サロメ」は何だったのだろうかということまで触れていて興味深い。会場では18禁になっていた作品もしっかり図録に収められていてよかった。ビアズリーの線と黒ベタで描くエロティックな世界は好きだ。

  • ケイトKATE

    19世紀末のイギリスで彗星のごとく現れた天才イラストレーター、オーブリー・ビアズリーの展覧会『異端の奇才 ビアズリー』の図録。今回、初めてビアズリーのイラストを見たが、すでに20代前半の若さで個性を確立して本当に天才だと思った。長生きしたら、もっととてつもない絵を描いたに違いないだけに、夭折したことが残念でならない。なお、図録は書店で購入できるが、私は展覧会限定版のターコイズブルーの表紙が気に入って展覧会で購入した。

  • 北風

    この装丁がまた素敵。ビアズリーの絵って、結構エグイ印象があるが、作品によるのか時期によるのかやはり印象が変わる時期がありますね。そこまで思い入れのある絵描きじゃないんですが、ラファエル前派が好きなので、バーン・ジョーンズの絵やモローの作品が見られたのはよかった。実際には時期が遅かったから、モローの絵は一枚見れなかったんだけど。

  • ヨハネス

    子供の頃サロメの挿絵を見てからずっと興味はあった。やっと借りられたのに、なかなか読み(鑑賞)進まない。両性具有とか男女の性的結合を表す記号とかが多い前半に意外な思い。もうすぐ読み終わるかという日に偶然、丸の内のビアズリー展がその日で最終と知りがっくり。きっとその展覧会に合わせて出版されたのだろうな。

  • takakomama

    2025年2月15日〜5月11日三菱一号館美術館の「異端の奇才 ビアズリー展」の図録。25年の生涯で世紀末を駆け抜けた天才だと思いますが、正直なところ、好みではないです。

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