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関和知の出世 政論記者からメディア議員へ 近代日本メディア議員列伝 3巻

河崎吉紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422301037
ISBN 10 : 4422301039
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

関和知(1870〜1925)は、東京専門学校(現在の早稲田大学)で人的資本を蓄え、卒業後は郷里・千葉で『千葉民報』記者となるもほどなく廃刊。自ら立ち上げた『新総房』で政論にジャーナリズムの効果を加え、千葉県改進党系のホープとして認知されていく。周囲に押されてイェール大学に進学、のちプリンストン大学に転じてウッドロウ・ウィルソンの講義を直に聴講するなどして学位を取得。帰国後に『萬朝報』の記者、ついで『東京毎日新聞』の編集長に就任し、第10回衆議院議員総選挙補欠選挙に当選。以後7回の当選を重ね、加藤高明内閣では陸軍政務次官に就任した。普通選挙の導入によって、「世論」を喚起し力に変え、政論を執筆し「輿論」形成に努める、二面性をもった大衆政治が本格化する趨勢を正確に捉えてパフォーマンスに徹した関和知を通じて、メディア議員の本質に迫る。

〈近代日本メディア議員列伝〉
明治から戦後にかけて〈政治のメディア化〉を体現したメディア議員を取り上げ、一人一冊で深掘りする、佐藤卓己氏単独編集による完全書下ろしの新シリーズ。国会議員がこぞってSNSで発信し続ける現代政治への向き合い方に自省を迫る、これまで無かった人物列伝。

【著者紹介】
河崎吉紀 : 1974年、奈良県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程退学。博士(新聞学)。現在、同志社大学社会学部教授。専攻はメディア学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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