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Timeless 石岡瑛子とその時代

河尻亨一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022517340
ISBN 10 : 4022517344
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

伝説のデザイナー・石岡瑛子の評伝。
生涯アップデートを続けた伝説のデザイナーの素顔と、変わりゆく「時代」のミステリーに迫る



いくつもの時代を駆け抜けた伝説のデザイナーがいた。前田美波里をスターにした資生堂のポスター、大ブームになったパルコのキャンペーン。それらを手がけた後に渡米し、グラミー賞、アカデミー賞に輝いた石岡瑛子は、変化の時代をいかにサバイブしたのか。取材・執筆に5年をかけた、気鋭のジャーナリストがつづる本格評伝『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』が満を持して刊行される。フランシス・コッポラにマイルス・デイヴィス、スティーブ・ジョブズらも魅了したエイコの「私」に迫る一冊だ。


【 内容紹介 】
こんな人、ちょっといない――
伝説のデザイナー・石岡瑛子、世界初の評伝を刊行!



資生堂やパルコのキャンペーンで、時代にセンセーションを巻き起こし、1980年代に活動の拠点をニューヨークに移して以降は、映画や演劇など境界を超えた創作活動を展開。
アカデミー賞やグラミー賞を受賞するなど、世界を沸かせたデザイナー・石岡瑛子。


ポスターや衣装など、瑛子が手がけた数々の仕事は、命のエネルギーに満ち溢れ、いまなお輝きを失っていない。


その才能と人柄は、フランシス・コッポラにマイルス・デイヴィス、そしてスティーブ・ジョブズをも魅了した。


石岡瑛子のラストインタビューも手がけたジャーナリストが、彼女とともに仕事をした日米のクリエイター、関係者に取材を重ねながら、遺された膨大な作品および資料をリサーチ。
生涯アップデートを続けた「私」と、変わりゆく「時代」のミステリーに迫る本格評伝。


石岡瑛子の主な仕事・作品をまとめたビジュアルページ(32ページ)付き。


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その晩年に偶然、彼女と出会えた私は、石岡瑛子のワーク&ライフを記録する時間の旅に出てみたいと思った。
彼女とコラボレーションをした人たちに会い、生の言葉も集めながら。
これから書きおこすのは、石岡瑛子を主人公〞として物語る表現者(クリエイター)たちとその時代のストーリーである。
彼らは変わりゆく時代にどう立ち向かい、サバイブしてきたのか。
ときを超えて人の心を動かすものとは何か? (プロローグより)

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【 ブックデザイン 】
箭内道彦・小杉幸一



【 石岡瑛子 (いしおか・えいこ) 略歴 】
デザイナー/アートディレクター。1938年東京都生まれ。東京藝術大学卒。1961年、資生堂宣伝部入社。前田美波里を起用したポスターなどで頭角を現し独立。70年代にはパルコ、角川文庫など時代を揺るがす数々のキャンペーン、ファッションショーの演出、書籍デザイン他を手がける。80年代初頭に活動の拠点をニューヨークに移し、以降は美術及び衣装デザインなど、さらにボーダーレスに仕事の領域を広げ、舞台「M.バタフライ」でニューヨーク批評家協会賞、アルバム「TUTU」でグラミー賞、映画『ドラキュラ』でアカデミー賞を受賞するなど世界的評価を得る。2012年逝去。作品集に『EIKO by EIKO』『EIKO ON STAGE』、著作に『私デザイン』他がある。2012年逝去。


【 著者略歴 】
河尻亨一 (かわじり・こういち)

編集者。1974 年大阪市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。美大予備校講師をへてマドラ出版入社。雑誌「広告批評」在籍中には、広告を中心に多様なカルチャー領域とメディア、社会事象を横断する数々の特集を手がけ、国内外の多くのクリエイター、企業のキーパーソンにインタビューを行う。現在は取材・執筆からイベント、企業コンテンツの企画制作ほか、広告とジャーナリズムをつなぐ活動を展開。カンヌ国際クリエイティビティフェスティバルを取材するなど、海外の動向にも詳しい。訳書に『CREATIVE SUPERPOWERS』がある。


【著者紹介】
河尻亨一 : 編集者。1974年大阪市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。美大予備校講師をへてマドラ出版入社。雑誌「広告批評」在籍中には、広告を中心に多様なカルチャー領域とメディア、社会事象を横断する数々の特集を手がけ、国内外の多くのクリエイター、企業のキーパーソンにインタビューを行う。現在は取材・執筆からイベント、企業コンテンツの企画制作ほか、広告とジャーナリズムをつなぐ活動を展開。海外動向にも詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    この本から伝わってくるのは、石岡瑛子の圧倒的な熱量。資生堂の新聞広告からハリウッド映画、北京オリンピックまで、様々なクリエイティブへの取り組みが綴られている。中でも印象的なのは、自ら命をたったCM演出家・杉山登志と、ベルリンオリンピックの映画監督として有名なレニー・リーフェンシュタールとの絡みだ。二人には自分自身の姿を投影していたのではないだろうか。タイムレス、レボリューショナリー、オリジナリティ。その三つを唱えながら、あらゆるクリエイターと真剣勝負を繰り広げてきた石岡瑛子には、やはり惹かれてしまう。

  • d3

    資生堂やパルコのアートワーク、米国アカデミー賞衣装デザイン賞受賞で知られる石岡瑛子の仕事と生涯を追った一冊。 作品のほとんどすべてはクライアントワークであったことが興味深かった。芸術家のように自らが主題を定めて作品をつくるタイプではない。まず依頼があり、追求していく先でたどりついた作品に強烈な「私」が表現されている。それがおもしろい。 本書では石岡氏と関わった人々の証言から、チームスタッフと対話を繰り返しながら発想を芽吹かせていく創作スタイルが伝えられている。 それはコラボ全盛の現代的な手法にも感じた。

  • ズー

    すごい読み応え。濃密。良いものを作りたいという気持ちが強く、自分にも他人にも厳しくできるからこそ、こんなすごい作品が生まれたんだと。グラフィックデザイナーからスタートし、その後その枠を飛び越えて、さまざまなことにチャレンジして、すごい成果をあげているのは、基礎をしっかり真面目に学んできたのと、持ち前のセンス、完璧主義者であることでなし遂げられたのか。本当に終始圧倒される。生命や自然をベースにデザインを考えているからこそのタイムレスな作品たち。ただ一緒に仕事したくない。泣いちゃう逃げちゃう私だったら。

  • tetsubun1000mg

    「タイムレス・レボリューショナリー・オリジナリティ」を常に唱えていた。 前田美波里、パルコのポスターなど今でも記憶に残っているが以後の事は全く知らなかった。 日本女性がアカデミー賞を受賞したことは新聞等で見た覚えがあったがこの人だったのか。 石岡さんの熱量が正面からぶつかって迸るように迫ってくる文章もすごい。 日本人で唯一グラミー賞とアカデミー賞を取っているだけでもすごいがコッポラやマイルス、レニと仕事をして大絶賛されているのも素晴らしい。 スティーブ・ジョブズの製品企画・開発の手法に通じる凄みを感じた。

  • じょうこ

    今年2月、銀座と木場で石岡瑛子さんの回顧展が開かれた。会場には彼女の肉声が流れ続け、最初はぎょっとするのだが、会場のグラフィックを見て回っているうちに、いつしかその息づかいの虜となってくる。この音声が本書の著者が行ったインタビュー時のもの。十年近い歳月を経て500頁を越える大作となった。石岡さん自身はもちろんのこと、仕事仲間を通し、時代とアートディレクションをペンで描き切る。お見事。著者は「新しい何かをクリエイトする人々へのプレゼンテーション」としてこの物語を書いたという。俄然、クリエイトしたくなった。

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