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縮んで勝つ 人口減少日本の活路 小学館新書

河合雅司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098254774
ISBN 10 : 4098254778
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本人は50年で半減‥現状維持はできない

「直近5年間の出生数は毎年4.54%ずつ減少」──。このペースで減り続ければ、日本人人口は50年で半減、100年後に8割減となってしまう。もはや少子化を止めることはできず、日本社会の激変は避けられない。“不都合な現実”に対し、われわれはどうすべきか。

〈日本社会が目に見えて崩壊を始めている。要因は、言うまでもなく人口減少だ。
ところが、政府も地方自治体も対応がことごとく後手に回っている。的を射ていない対策が幅を利かせ、効果が表れるどころか、むしろ状況を悪化させる政策も目につく。
もはや、日本の人口減少は止めようがない。100年もすれば日本人は8割近くも減る。本来、政府が取るべき政策は、この不都合な現実を受け入れ、人口が減ることを前提として社会を作り直すことである。
日本という国家が残るか消えるかの瀬戸際にあるのだ。われわれは大一番に打って出るしかない。〉
(「はじめに」より抜粋)

答えは、人口減少を前提とした社会への作り替えだ──。

独自の分析で四半世紀前から警鐘を鳴らし続けてきた人口問題の第一人者が「縮んで勝つ」という“日本の活路”を緊急提言する。

【編集担当からのおすすめ情報】
「合計特殊出生率1.20」「東京都は0.99」「出生数72.7万人」‥‥急激な人口減少を象徴する統計が次々と公表されています。

著者の河合氏は、それらの最新統計をもとに新たな傾向を読み解き、独自の分析を加えて、“未来”を予見しようと試みます。そのキーナンバーの1つが、「出生数マイナス4.54%」です。この激減ペースが続いていくと、日本はいったいどんな社会になるのか──。その“不都合な現実”が、本書で明らかにされています。

ベストセラー『未来の年表』シリーズ著者によるこの最新刊を読まずして、これからの人口減少・地方再生問題は語れません。全国民必読の1冊です。

【著者紹介】
河合雅司 : 1963年、名古屋市生まれの作家・ジャーナリスト。人口減少対策総合研究所理事長、人口減少戦略議連特別顧問、高知大学客員教授、大正大学客員教授、産経新聞社客員論説委員のほか、厚生労働省や人事院など政府の有識者会議委員も務める。中央大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • tamami

    著者の本は『未来の年表 業界大変化』『未来の年表2』等でお目に掛かっており、本書の基調も急激な少子高齢化が進む日本で、我々はどのように考え行動していったら良いかということにある。大筋としては、著者の示す方向に歴史は進んでいくのだろう。その点で著者が示している「外国人依存脱却」「女性の戦力化」以下7つの活路も参考になるだろう。それはさておき、少なからず疑問に克つ不満に思うのは、現状の人口動態を生むに至った若い世代の人生観・国家観の変化については既定のこととしてほとんど切り込むことなく、それをあり得べき方向に

  • メタボン

    ☆☆☆★ 現状維持バイアスにより目先の利益にとらわれていては日本人は多くのものを失うと警鐘を鳴らす。縮んで勝つという七つの活路(外国人依存からの脱却、女性を安い労働力から戦力へ転換、従業員一人当たりの利益を戦略目標に、商品を高付加価値化、中小企業も海外へ進出<日本ならではのキラーコンテンツを輸出>、全国に30万人規模の独立国<生活圏>、地域を戦略的に縮める)を提案。ただしどれもが一筋縄ではいかない。まずは危機感を持ち長期的視点により(人口減少に耐えうる受け皿を作る)、議論することから始めなければならない。

  • きたぴー

    河合雅司氏は「未来を見る力」に続き2冊目の読了。人口減少が加速度的に進む日本の未来像を様々な分野で描き出し、終盤で目指す方向性を示すスタンスは同じ。前の感想にも書いたが、地方自治体の枠を越えた30万人自立生活圏の構築と過疎地高齢者の2地域居住は良いと思う。私たちが住む長野県は山により隔てられた複数地域に別れた生活圏が連携しており、イメージは近いのかしら?各生活圏を保っていければ希望はある?しかし廃屋問題は更に悪化するだろうし、マンションも危険という。税収減が予想される自治体と個人財産の関係はとても難しい。

  • 九曜紋

    著者の日本の人口減少問題に対する認識は「未来の年表」シリーズで既知ではあったが、本書でダメ出しをされた感がある。暗澹たる未来の到来は恐らく不可避なのだろう。ジャーナリストとしての事実の提示は確かに大切だが、子供を産み育てたい、と若者達に思わせるような機運の醸成も大切な役割なのでは?これではあまりに救いが無さ過ぎる。危機が本格化するころには私は既にこの世にいないだろう。しかし、この日本という国の美しい国土、豊かな歴史と文化、国民の美徳等々、後世に末永く残ってほしいと祈ることしかできないのがなんとも歯がゆい。

  • まゆまゆ

    出生数の減少が続いているのは、母となる女性の数が減少しているからであり、もはや大幅に子どもの数が増えることはありえない。であれば、人口が減っていく前提でライフラインをはじめとする生活に関する様々なサービスが減少していくことに耐えられるように設計し直すことが重要である。ちょうどいい生活圏は30万人くらいとのことだが、うまくまとまるのだろうか…

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