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未来の年表 3 人口減少日本で地域に起きること 講談社現代新書

河合雅司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065160893
ISBN 10 : 4065160898
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

47都道府県はもはや維持できない。20年後の日本人はどこに暮らすのか? 累計76万部超の『未来の年表』シリーズ!

今回は、これまで誰も本格的に試みることのなかった2つのアプローチに挑んだ。1つは、現在を生きる人々が国土をどう動いているのかを追うこと。もう1つは、「未来の日本人」が日本列島のどこに暮らしているのかを明らかにすることである。

鳥取県の全人口は44.9万人に減る一方、横浜市の高齢者は120万人に激増する。奈良県上北山村では出産期の女性がたった1人まで減る一方、守谷・浦安・長久手・三田などでは80歳超の人々が2.5倍以上増加する――これが、あと25年後に私たちを待ち受ける未来だ。人口推計に基づく予測は、ほぼ外れない。

2045年まで各自治体の人口がどう変動するかをまとめた、最新版「日本の地域別将来推計人口」が公表されて以降、その詳細を深堀りした一般書はなかった。本書はその先陣を切るものである。

<目次>
第1部 現在の人口減少地図 ――日本人はこう移動している
序 市区町村による「住民の綱引き」に勝者はいない
1―1東京圏 東京は共存の道を探るべき「日本の外国」である
1―2関西圏 三大都市圏の中で減少スピードが最も速いのは、関西圏
1―3大阪市 「西の都」の人口拡大を下支えしているのは、外国人住民
1―4名古屋圏 名古屋市最大の懸念材料は、リニア新幹線と広すぎる道路
1―5北海道 「ところてん式」の札幌市は、200万人を超えるか
1―6東北 政令指定都市なのに通過都市、仙台パッシングの理由とは
1―7中国 周辺から人を集めきれず、「磁力の弱い」広島市
1―8九州 福岡市は北九州市と熊本市の二大都市を吸収か
1―9東京圏 一極集中が続く東京圏、その内側を覗いてみれば

第2部 未来の日本ランキング ――20年後、日本人はどこに暮らしているか
序 塗り替えられてゆく日本列島
2―1 都道府県の人口差は30倍超へ
2―2 東京圏という「外国」は、老化に苦しむ(練馬・足立・葛飾・杉並・北区の4人に1人が高齢者/多摩地区すべてが人口減少に)
2―3 政令指定都市は、極端に明暗が分かれる(札幌市が「北のシルバータウン」に/大阪市が「逆ドーナツ化」する)
2―4 県庁所在地・地方都市は、不便さの増すエリアが拡大(「限界自治体」が111ヵ所に/「無医地区」が広がってくる)
2―5 出産期の若い女性が減少する地域はここだ(出産期の女性がたった1人になる村)

第3部 それぞれの「王国」の作りかた
序 なぜ地方創生はうまくいかないのか?
令和時代に求められる5つの視点

【著者紹介】
河合雅司 : 1963年、名古屋市生まれの作家・ジャーナリスト。人口減少対策総合研究所理事長、高知大学客員教授、大正大学客員教授のほか、日本医師会総合政策研究機構客員研究員、産経新聞社客員論説委員、厚労省や農水省などの有識者会議委員も務める。中央大学卒業。2014年の「ファイザー医学記事賞」大賞をはじめ受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ねこ

    私は今、三重県四日市市に住んでいますが、5.6年前に相方とこんな話をしていました。仕事がお互い定年を迎えたら東京近郊に住もうと…。現在は状況が変わりこのまま住み続けるか名古屋市にと考えています。本書には、人は退職後に良質な住環境を求めて移り住むことが多く、一方75歳を超えて要介護状態になると施設の「空き」を探すようになるとありますた。なるほどその通り。高齢者の東京一極集中は止まらないともありました。そして、多くの人は老後の行動範囲が狭まった時に備えて市街地に住む方が多い。兎にも角にも資産を増やそうだね。

  • へくとぱすかる

    若い世代が生きやすい日本になってほしい。著者の言う通り、これは私たちにとって不愉快な未来像ではある。しかしこの人口動態を避けられないのならば、せめて不愉快を最小限にする生き方、働き方、住まい方等々の転換に積極的になるべきだろう。もちろん人口の元々少なかった時代とは、世界的にもあり方が違うので、逆戻りできない。予測は外れてほしいけれど、少なくとも「2019年の状態」が続かないのは確かに思う。

  • kinkin

    高齢社会に気を取られている背後に人口減少が地方で進んでいることを知った。一方では東京一極集中は相変わらず続くこと、予測では大阪や愛知、北海道、福岡、神奈川といった大都市がある県でも2045年頃には50万から100万人減少すること、限界自治体が増えることによって行政サービスの低下がさらに人口の減少をもたらすことなど。45年先なんて自分には関係ないと思う人も多いのではないだろうか、しかしもうすでに一部の地域では始まっているそうだ。巻末に全国の自治体の人口減少予測が載っていた。図書館本

  • KAZOO

    この著者の未来年表2冊は読んでいて印象に残ったのでこれも読んでみました。ただ人口予想の数字分析が多くこれが物流や経済に対してどのようなことがおきるのかをもう少し詳しく書いてほしい気がしました。ただ最後のほうに【令和時代に求められる5つの視点】というところで若干の解決策に近いものが述べておられるのでそこは参考になりました。道州制にして道府県単位で今後地方行政を考えていくべきなのかもしれません。

  • hatayan

    人口減少時代の日本の将来をリアルに示した『未来の年表』の第3作。 東京の一極集中はしばらく続くが関西圏の地盤沈下が今後は起こること、外国人の存在が人口動向を大きく左右すること、2045年には都道府県の間で人口格差が30倍に開き、行政区の見直しが避けられない見通しを示します。 身の丈サイズに生活を見直しつつ豊かさが集積し便利さを享受できる場所を「王国」として育てること、自治体の枠組みにとらわれない個性ある拠点の集まりをコンパクトシティとは異なる概念として「ドット型国家」という喩えで提案しています。

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