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ISBN 10 : 4101001456
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村上春樹が語るアメリカ体験や1960年代学生紛争、オウム事件と阪神大震災の衝撃を、河合隼雄は深く受けとめ、箱庭療法の奥深さや、一人一人が独自の「物語」を生きることの重要さを訴える。「個人は日本歴史といかに結びつくか」から「結婚生活の勘どころ」まで、現場の最先端からの思索はやがて、疲弊した日本社会こそ、いまポジティブな転換点にあることを浮き彫りにする。
河合隼雄 カワイ・ハヤオ (1928-2007)
兵庫県生れ。臨床心理学者、京都大学名誉教授。京都大学理学部数学科卒業後、アメリカ留学を経て、スイスのユング研究所で日本人初のユング派分析家の資格を取得、ユング分析心理学の日本の第一人者となった。『こころの処方箋』『明恵 夢を生きる』ほか著書多数。谷川俊太郎、村上春樹、佐渡裕など、作家・音楽家とも深い交流を持ち、幅広く活躍した。2007(平成19)年7月19日没。
村上春樹 ムラカミ・ハルキ 1949(昭和24)年、京都市生まれ
早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、紀行文、翻訳書など著書多数。海外での文学賞受賞も多く、2006年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞を受賞。
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ehirano1
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