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チャーチル イギリス現代史を転換させた一人の政治家

河合秀和

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121905307
ISBN 10 : 412190530X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1998
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tomoichi

    チャーチルについての評伝は、諸君!に連載されていたもの以来。残念ながら誰が書かれていたか失念。正直なところ現代なら受け入れられないタイプかもしれないし、何かしらの精神疾患の診断をうけるかも知れない。しかしその特性が彼を動かし、歴史を動かした。なので、彼を参考にするのは、難しいかもしれない。ただ言えるのは、彼は国家の為に、働いて働いて働いたのである。

  • 白義

    ジャーナリストとして、後に政治家として多彩な方面にアクティブに行動し、余技として小説や絵画その才能を発揮したチャーチル。このように才気煥発な人物は、その強すぎる我と頭の冴えから、刺が強く他者との摩擦が起きやすく、無論彼も例外ではないが、それ以上に、常に大任に当たって私情を交えず、「公平」を最大の原則として物事を評価する彼の美質は、政敵すらも感嘆とさせるものだったようだ。本書は、バーリンの訳者でもある河合氏がこの現代史の巨人の挫折と栄光を入門書ながらしっかり詰め込んでいていい

  • MUNEKAZ

    チャーチルの評伝。もとは1979年刊で少しクラシカルな趣だが、チャーチル自身の言葉も多く引用しながら読ませる内容。インド独立に最後まで反対する時代錯誤な帝国主義者なれど、仮想敵ドイツに対しては徹底したリアリストというチャーチルの二面性をよく描いている。増補に日本との関わりが描かれているのだが、あくまで大英帝国にとって有益か否かのドライな見方なのは面白い。また政治家になる前には軍人として功績をあげ、盛んな文筆業に幾度の落選も乗り越えるなど、とにかくタフな人だなと強く思わされた。

  • ごん

    チャーチルがナチスドイツと激しく戦ったのは、自由と平和と人権のためではなく、イギリス帝国の権威と利益を護るためという至極当たり前の理由に納得。チャーチルは自由主義者でもあるが帝国主義者だったことを改めて確認です。結局戦争には勝ったけどイギリス帝国は解体となってしまいますが。しかし、いろいろ属性を持った人ですね。お貴族様でノーベル文学賞受賞というのは凄い。まあ現代にも元スパイの大統領や不動産王の大統領、そして熊のプーさんの国家首席など色々いますけどね。少し古いけど面白い本でした。

  • ジュンジュン

    その生涯を終えた時、「居酒屋の客は、ある者は褒め称え、ある者は貶しつけた。すべての人が、今過ぎ去った一つの時代に懐かしく想いめぐらしていた。そして私の友人は、普段は歌声の絶えることのないウェールズの居酒屋に、その夜ばかりは歌がないことに気づいた」(314p)。そんな好むと好まざるにかかわらず、忘れえぬ存在チャーチルの記憶。

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