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ヒトの進化七〇〇万年史

河合信和

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480065841
ISBN 10 : 4480065849
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2010
Japan

Content Description

21世紀に入り、先史人類学をめぐる状況は大きく変わった。人類は複数の人類種が複線的に生まれては消え、現生人類はそのうち生き残った1つでしかないことがわかった。最新の学説と人類史の基本を平易に解説する。

【著者紹介】
河合信和 : 1947年生まれ。北海道大学卒業後、朝日新聞社入社。現在、科学ジャーナリスト。古人類学と先史考古学に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 翔亀

    近年新たな発見が続き人類の歴史は大きく塗り替えられた。サルから猿人→原人→旧人→ヒトへと直線的に進化したのではなく、ヒトとネアンデルタール人(旧人)は交流(交配も!現代人に旧人のDNAも含まれる)していたとか、現生人類になったかもしれないヒトとは違う種が4種も5種も併存していたとか、縄文時代の初期に体も脳も小さい(身長1m)が賢い種がいた(ホモ・フロシエンシス)とか。ヒト以外は全て絶滅したが、彼らも生き残っていたらどうなるか、ヒトに代わって彼らが主流になっていたらどうなるか、もうSF的想像力を掻き立てる。

  • 鐵太郎

    本文より: ある日、旧大陸のどこかで突然、想像だにしなかったホミニンの化石が、パズルの重要なピースとして発見される。すると人類進化の図式はがらりと書き換えられる。2003年に見つかったホモ・フロレシエンシスはその一例である。この発見とその後の研究で、ホモ属の進化の説明に大きな書き換えが必要となったのだ。  ・・・うーん、素敵。

  • Hiroshi

    現生人類の学名は、ヒト族(ホミニン)ヒト属(ホモ)知恵のある種(サピエンス)だ。ヒト属は1種のみ現存し、約76億の個体が存在するほど繁栄している。ホミニンとは何なのか。如何にしてこれ程の知性を備え、繁栄を誇るに到ったのかを見ていく本。化石等の発掘の様子やその化石の評価を見ていきながら、ホミニンにホモ・サピエンスが誕生したのかを追っていく。21世紀になって人類史に関して新たな発見が多くあり、「猿人→原人→旧人→新人」の考えが誤りだとわかり、人類の始まりも500万年前ではなく700万年前まで溯ることになった。

  • Narumi

    ヒトの進化を概説したものの中ではおそらく最も新しいものの一つで、この前読んだネアンデルタール人のDNA解析やデニソワ人の話も書かれています。ただ以前から有名なネアンデルタール人その他の原人の発見話については、他にいろいろ書かれているので詳しくは述べられていません。新書なのでページ数に制限もあるでしょうし。古人類学者の名前にも聞いたことのあるものが増えてきて、わかりやすくなってきました。

  • とりぞう

    かつてもてはやされた「猿人→原人→旧人→新人」という単純な梯子上の進化図式は、今では全く成立しないものと考えられている、なんて話など。

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