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チベット旅行記 下

河口慧海

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560073735
ISBN 10 : 4560073732
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

遂にチベットに入った慧海は、念願の仏教大学入学を許可された。法王にも会い、医者としての名声も高まり平穏で順調な毎日を過ごしていたが、次第に外国人ではないかという噂が立ち始め、ラサを離れる決心をする…。

【著者紹介】
河口慧海 : 1866(慶応2)年1月、大阪府堺生まれ。仏教学者、探検家。23歳で上京し、井上円了の哲学館(東洋大学の前身)で、哲学・宗教を学ぶ。サンスクリット語とチベット語の仏教原典入手のため、チベット行きを決心する。1945年2月4日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みき

    近代日本で初めてチベットへの潜入と生活を始めた河口慧海さんの旅行記。当時のチベットの風俗や文化について書き記した本。出版当時は相当に叩かれたそうですが後から、詳細な事実が書き記されていると再評価がされたそう。著者の仏教に対する愛は凄まじいものがある。人間はここまで行動できるものなのかと驚きを禁じ得ない。しかしチベット人や文化には辛辣な表現も多く、愛憎裏返ってしまったのかなと。この辛辣な表現を楽しめるかで本著の印象は変わりそうです。

  • ごへいもち

    覚悟があるからか強い。スパイ容疑をかけられ連座した恩人たちが気の毒

  • いわにほ

    明治時代のチベットは鎖国しており一筋縄では到達できない。道中、様々な困難が待ち受けるが並外れた意志力と問題解決力、リスク管理能力を用いて立ち向かっている✦彼の精神力はどこから湧いてくるのか。。次々に襲いくる問題に対して、徹底して「認知、対策案、対処」を沈着に行動している。変えることが出来ない過去には一切執着しない✦旅の目的地ごとに、同行するパーティを臨機応変に変える。現代でいうと、プロジェクトに合う人や同じ志を持っている人でチームを組み、目的達成に勤しむ。そして、それが達成されれば解散。これを地で行く人。

  • Satoshi

    登山の装備が整っていない明治時代に経典を求めてインドからチベットに不法入国した僧侶の旅行記というか冒険記。インド経由ということはヒマラヤ越えをしたということ。インドでチベット語を学び、氷河の湖を泳ぎ、川を渡り、盗賊に襲われ、中国人と偽りチベットに入国。現地では医師をしながら、仏教の修行に励む。不法入国がばれそうになり、いそいそと脱出する。修行のためとはいえ、恐るべき行動力だ。また、本書を通じて当時のチベット文化を知ることもできるし、文明開化後の日本人のチベット人に対する蔑視的な目線も感じられる。

  • shamrock

    ようやっと読了。出張続きで読書時間が取れず苦労した。ラサで医者としての名声をなぜか得てしまい、ダライ・ラマに謁見したのはいいが、素性がばれそうになってあわてて出国。帰路も困難の連続だが、シャカムニ仏の加護で何とか乗り切った慧海師。色々言いながらも、結局は人をだましたりごまかしたり脅したりして、手段を選んでないのが笑える。口語訳されて読みやすいんだが、以前は講談社学術文庫版を読んだので、独特の節回しが楽しかったのだが。

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