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Koutaro Sawaki

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101235172
ISBN 10 : 4101235171
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2008
Japan

Product Description

美しき氷壁に挑む。「最強」山野井夫妻を待つ魔の高峰。胸を打つ人間の絆、奇跡の登山行。講談社ノンフィクション賞受賞。解説:池澤夏樹

最強のクライマーとの呼び声も高い山野井泰史。世界的名声を得ながら、ストイックなほど厳しい登山を続けている彼が選んだのは、ヒマラヤの難峰ギャチュンカンだった。だが彼は、妻とともにその美しい氷壁に挑み始めたとき、二人を待ち受ける壮絶な闘いの結末を知るはずもなかった――。絶望的状況下、究極の選択。鮮かに浮かび上がる奇跡の登山行と人間の絆、ノンフィクションの極北。

Content Description

最強のクライマーとの呼び声も高い山野井泰史。世界的名声を得ながら、ストイックなほど厳しい登山を続けている彼が選んだのは、ヒマラヤの難峰ギャチュンカンだった。だが彼は、妻とともにその美しい氷壁に挑み始めたとき、二人を待ち受ける壮絶な闘いの結末を知るはずもなかった―。絶望的状況下、究極の選択。鮮かに浮かび上がる奇跡の登山行と人間の絆、ノンフィクションの極北。講談社ノンフィクション賞受賞。

目次 : 第1章 ギャチュンカン/ 第2章 谷の奥へ/ 第3章 彼らの山/ 第4章 壁/ 第5章 ダブルアックス/ 第6章 雪煙/ 第7章 クライムダウン下降/ 第8章 朝の光/ 第9章 橋を渡る/ 第10章 喪失と獲得/ 終章 ギャチュンカン、ふたたび

【著者紹介】
沢木耕太郎 : 1947(昭和22)年、東京生れ。横浜国大卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、’79年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、’82年には『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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世界的登山家、山野井夫妻の本だが、非常に...

投稿日:2021/04/09 (金)

世界的登山家、山野井夫妻の本だが、非常に深く濃い内容だ。山納夫妻という人たちは常人ではなくあちら側に突き抜けちゃった人のように思えるが、これぐらいの人でないと世界的な登山家にはなれないのだろう。もちろん著者の筆力も素晴らしい。

sabbath sabbath さん | 広島県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い

    第28回(2006年)講談社ノンフィクション賞。ヒマラヤの高峰 ギャチュンカンに挑んだ 山野井夫妻の物語である。 登山に魅入られた人々の人生を 、 沢木耕太郎が 骨太に描く。 それにしても、登山に賭ける山野井夫妻の 執念は凄まじい。ひたすら 山に登るために 生きている…夫婦の人生の応援歌だった。

  • のっち♬

    ヒマラヤの高峰ギャチュンカンに挑んだ山野井夫妻による雪崩からの壮絶な生還を追ったノンフィクション。序盤から不穏な兆候が散見。特に妙子の体調不良に泰史は焦っていたようで、こうした気掛かりが雪崩に対する感を鈍らせたのかもしれない。しかし、宙吊りの妻の元へ指を犠牲にしながら下降したりと極限状況下での判断は実に冷徹。静寂、疲労、幻覚、切断、二人の性格や関係性などは著者ならではの緊迫感と客観性がある。妙子の強靭な精神力を物語る挿話がまた強烈。"あれはいい登山だった"—自由を精一杯謳歌する最強夫婦の闘いは終わらない。

  • yoshida

    あまりに壮絶で驚異的なノンフィクション。世界的なクライマーである山野井泰史、妙子夫妻。二人が挑んだヒマラヤのギャチュンカン。泰史が何とか登頂を果たすも、悪天候が二人を襲い絶望の状況に追い込まれる。もはや、絶望的ではなく絶望の状況から生還する二人。彼等を生還させたのは、技術もさることながら驚異的な精神力にあると思う。生還するも凍傷で登山を諦めたかと思う二人の、再起する不屈の闘志に驚愕する。あまりに驚異的な下山行と治療に引き込まれる。人の持つ可能性、屈せざる心に感動し心が震えた。圧倒的な熱量を持つ一冊です。

  • greenish 🌿

    世界的なアルパインクライマー・山野井泰史とその妻・妙子。ギャチュンカン北壁登攀の絶望的状況からの生還を描いたノンフィクション  ---人に天命があるのなら、山野井氏にとって壁と闘うことがそれなのだろう。また運命の伴侶という存在があるのなら、この2人はまさに互いを補完し合える最良のパートナー同士なのであろう。 物語後半、クライムダウンの章は、その過酷さに呼吸をするのが憚れるほどの緊張感を持って頁を繰った。 淡々と綴られる生還と再生の記録、山野井夫婦の生命力・人間力、そして沢木氏の筆力にただただ驚嘆です。

  • kinkin

    山野井夫妻の、山への執念がヒシヒシと伝わってくる。危険を冒してまで登山に打ち込む二人の純粋な気持ちもすごいと感じた。

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