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はじめて読む日本語の歴史 うつりゆく音韻・文字・語彙・文法

沖森卓也

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860642556
ISBN 10 : 4860642554
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2010
Japan

Content Description

日本語はどのようにして生まれ、現代の言葉に変わったのか。日本語の移り変わりを時代背景とともに大きな流れで捉えながら、音韻・文字・語彙・文法を中心に解説する。現代日本語をより深く味わえるようになる1冊。

【著者紹介】
沖森卓也 : 1952年三重県生まれ。現在、立教大学文学部教授。博士(文学)。1975年東京大学文学部第三類国語国文学専修課程卒業。1977年同大学修士課程を修了し、東京大学文学部助手となる。その後、白百合女子大学文学部専任講師・助教授を経て、1985年立教大学文学部助教授、1990年同大学教授となり、今日に至る。専攻は日本語学、特に日本語の歴史的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • びっぐすとん

    図書館本。各時代ごとの日本語の音韻や文字、語彙、文法について解説。試行錯誤の奈良から日本語として完成した平安。鎌倉期、武士の台頭と同時に文法が崩れ始め、室町期に今に繋がる変化がある。江戸になるとタイムスリップしても言葉は通じるんじゃないかと思う。次の大変化はやはり明治。言語もエネルギーを節約して音韻が減ったり、単語が変化したりするんだと目から鱗。文法の説明部分は苦痛だったが、カタカナ語の乱発だの日本語の乱れを嘆く向きも多いが、著者は変化を肯定的に評価。私も孫の話す日本語に眉をしかめるお婆さんになるのかな。

  • 田中峰和

    無文字の日本に漢字が伝来したのは常識だが、一部ナショナリズムは日本発の神代文字を主張した。平田篤胤が日文と称するハングルを模倣した文字を偽作したのだ。右翼の主張する皇紀や朝鮮の檀君のように、古ければ古いほどありがたがる国粋主義が科学を曲げる。文字がなかったからこそ、万葉集は全て漢字、万葉仮名で表記された。日本列島で漢字使用が始まったのが4世紀末、漢字と日本語のつきあいは1600年以上になる。日本語が自慢できるのは平仮名と片仮名の開発である。緑夢と書いてグリムと読ませる無教養なヤンキーが日本語を破壊する。

  • LS

    古典語の変遷が通時的にわかりやすく書かれていた。題名にある通り、音韻・文字・語彙・文法と様々な点から日本語の歴史を学べる。

  • Yamanaka Shinya

    大学院入試の国語学の勉強のために、あまり読みたくなかったが、読んでみた。勉強不足と興味のなさのために、よく分からないところが多かった。

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