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大田南畝 詩は詩佛書は米庵に狂歌おれ

沓掛良彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623048656
ISBN 10 : 4623048659
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2007
Japan

Content Description

江戸後期に世を茶化し、人々を笑わせる狂歌・狂詩界の中心で活躍し続けた、天性のパロディスト蜀山人大田南畝。笑いの文学を追究したその生涯を、粋人の元横文字文学者が軽快な語り口で小気味よく描く。

【著者紹介】
沓掛良彦 : 1941年長野県に生れる。1965年早稲田大学露文科卒業。1971年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京外国語大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きいち

    憧れるなあ。◇江戸を代表する詩人で作家、なのに、二級品だのつまらないだの限界があるだの、こんなに作品や思想がけなされまくる評伝なんて読んだことない。でも一方で、作者沓掛の南畝への偏愛はとても伝わってくる。愛しているのは南畝の生き方そのものだから。◇汚職官僚の余禄で贅沢したり、手のひら返して実直になったり、調子よくて行動量があってポジティブ思考で、まんまラッキー体質やん。プランドハプンスタンスの権化。◇そのベースになっているのは、読むこと書くことへの純粋な意欲。南畝の腰巾着になって、ついて歩いてみたいなあ。

  • でろり〜ん

    面白さ、というか江戸の笑いの精神を現代に伝えようとする意気込みだったようですが、ま、評伝として読みました。やっぱりねえ、学者先生がフミハズスのはこの程度までなんでしょう。ちと残念でした。蜀山人ねえ、名前だけは今でも知られていますよね。狂歌の面白さを時代に沿って解説するのって難しいでしょうねえ。著者が好きなのは時代を笑うことではなくて、単にダジャレなのでは? という感想でした。蜀山人のエネルギーをすら薄めてしまった感のある一冊。ふむふむ。誤植甚だ多し。

  • Ucchy

    江戸後期の文人大田南畝の評伝。軽妙な筆致が楽しい。寝惚先生として狂詩に、四方赤良として狂歌に活躍し文壇の大立者になるも本当は儒者になるべきだったとの思いは生涯抱き続ける。仕事では御徒という軽輩の世職に甘んじつづけるも漢学の教養が功をなし寛政の改革で導入された学問吟味で首席合格、勘定方に登用され大坂銅座、長崎で活躍。生来のホモ・スクリベンス(執筆人間)ぶりを発揮し徳川制度に関する貴重な史料を残す。江戸時代の文芸、文壇や制度、一人の人間の生き様を興味深く読んだ。★★★★★

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