沓掛良彦

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ギリシア詞華集 4 西洋古典叢書

沓掛良彦

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784814000357
ISBN 10 : 4814000359
Format
：
Books
Publisher
：
京都大学学術出版会
Release Date
：
February/2017
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
沓掛良彦 ,  

Content Description

知的遊戯の極致と言える図形詩、算術問題・謎々など、往古の人びとの心を映し出す万華鏡。

目次 : 第１２巻　ストラトンの「稚児愛詩集」/ 第１３巻　諸種の詩律を駆使したエピグラム集/ 第１４巻　算術問題集、謎々、神託など/ 第１５巻　さまざまな詩　雑纂/ 第１６巻　プラヌデスの詞華集より補遺として加えられた詩

【著者紹介】
沓掛良彦 : 東京外国語大学名誉教授。１９４１年長野県生まれ。１９６５年早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。１９７１年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。大阪市立大学講師、東北大学助教授、東京外国語大学教授を経て２００３年退官（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    読了日：2022/07/11

    最終巻にあたる本巻には、古代ギリシア独特の少年愛に関する詩から始まり、様々なエピグラムが収められ、プラヌデス詞華集の補遺で完結する。生涯で受動的時期とされる12〜20歳の少年を年長者の男性が愛するには少年の親が年長者を指導者と認める必要があったこと等、詩の背景にある慣習が見え始めると、神託を授かる人々、その俗化した謎々や産出問題に興じるギリシアの人々が現れ、現世に翻弄されながら酒や自然を讃える人々、風刺や警句を吐く人々の中に、キリスト教徒の祈りも聞こえる。共に生きる古代の生が、孤独な読者の脳裏にふと蘇る。

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