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中ソ関係史 上 1917-1960

沈志華

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130261791
ISBN 10 : 4130261797
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

革命に成功した2つの国、その歴史を描く。ロシア革命、中国共産党の成立、連ソ容共、満洲事変、国共合作、盧溝橋事件、日中戦争、国共内戦、中華人民共和国の建国、中ソ同盟、朝鮮戦争、スターリン批判、中印紛争…。20世紀の歴史において、最も重要な二国間関係のすべてを、中国を代表する研究者らが詳述する。

目次 : 1 不確かな相手(一九一七‐一九四九)(楊/奎松)(中ソ国交樹立の声のなかでの革命輸出/ ソ連援助下の国民革命/ モスクワと中国のソヴィエト革命/ 戦争の脅威が迫るなかでの中ソ外交/ 中ソ両国の戦時協力と衝突/ 中国内戦と中ソ・国共関係)/ 2 同志かつ兄弟(一九四九‐一九六〇)(沈/志華)(同盟条約の締結と中ソの利益衝突/ 朝鮮戦争と中ソ同盟の実質的な進展/ ソ連共産党第二〇回大会及びその中ソ関係への影響/ ソ連の経済援助と中国共産党の政治的支持/ ソ連の中国核兵器開発に対する援助と限界/ 毛沢東、共産党モスクワ会議の中心的な人物となる/ 「大躍進」、人民公社と中ソ国内政策の対立/ 軍事協力、金門砲撃と中ソの対外政策における対立/ 中ソ両党の理念および政策上の修復困難な決裂)

【著者紹介】
沈志華 : 華東師範大学歴史学部教授、冷戦国際史研究センター主任、周辺国家研究院院長。1950年北京生まれ。68年に解放軍入隊(71年まで)。北京石景山発電所、北京電力管理局勤務を経て、79年に中国社会科学院世界史系大学院入学。82年、深〓(シンセン)でビジネスに従事したのち、92年、民間学術団体の中国史学会東方歴史研究センター(後に北京東方歴史学会に改名)を設立、続いて「東方歴史研究出版基金」を創設。中国人民大学、北京大学、香港中文大学、米国ウィルソンセンターなどで客員教授、研究員を歴任。専門は冷戦史、ソ連史、中朝関係史、朝鮮戦争など。著書に『最後の「天朝」―毛沢東・金日成時代の中国と北朝鮮』(岩波書店、2016年、第29回アジア・太平洋賞大賞受賞、第33回大平正芳記念賞特別賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Ohe Hiroyuki

    華東師範大学の教授等による中ソ関係の研究書の和訳である。▼上巻では、中国共産党が誕生し、中華人民共和国が誕生するところが中心的である。孫文がいたころから、コミンテルンの影響によって、中国共産党の存在はかなり大きかったようである。上巻は、中ソのイデオロギー論争の種が大きくなりつつあるところで終わる。▼本書は、資料をベースに丁寧に述べられており、関係者の細かい動きもフォローされている(もっとも、参照されている文献の多くは中国語かロシア語で書かれている)。類書は、あまりお目にかかったことがなく、有用な本である。

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