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自分では気づかない、ココロの盲点

池谷裕二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784255007595
ISBN 10 : 4255007594
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan

Content Description

あなたが正しいと思うことが間違っている理由30。自分で自分が怖くなる! 自分を知って謙虚になれる、最新の「認知バイアス」練習問題。

本書は、いわゆる認知バイアスと呼ばれる脳のクセを、ドリル風に解説したものです。

私が本を書くときに気をつけていることは、一般の方が読んでも、脳科学や心理学の専門家が読んでも、納得できるレベルに近づけることにあります。今回も気軽な体裁をとってはいますが、細部にまで徹底的な試行錯誤を重ね、最終形に落ち着くまでに実に5年以上を要しました。

さらに、単なる解説本にしたくないという想いから、イラストや装丁を広く一般募集しました。予想を超える多数の応募をいただき、その中から私の構想にピッタリな提案をくださった服部公太郎さんにお願いしました。結果、紙媒体の本として、飾って楽しい、資料としても役立つ、前例のない「絵本」に仕上がったと自負しています。

認知バイアスにはたくさんの項目があります。本書では古典例から最新例まで慎重に30個選定しました。残念ながら取り上げられなかったものについては、代表的な183項目を巻末にリストしています。すべて科学的に実証されたものです。

胸に手を当てながら、素直にこのリストを眺めると、図星を指される項目も多く、自戒に胸が疼きます。でも、落ち込む必要も、恥ずかしがる必要もありません。なぜなら、それらはすべて脳の仕様ですから。人はみな偏屈です。脳のクセを知れば知るほど、自分に対しても他人に対しても優しくなれます。それがこの本の狙いです。(「おわりに」より)

【著者紹介】
池谷裕二 : 1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。東京大学大学院薬学系研究科准教授。神経回路に内在する「可塑性」の解明に取り組んでいる。文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 小木ハム

    認知バイアスに関わる30問。非常に軽い本で読み終えるまで一時間とかかりません。自分はイラストを描くので、右利きの人は左視野により強い影響を受ける『擬似的空間無視』は使えるなと思いました。チャームポイントや性格を印象付けるアクセサリーは相手にとっての左視野、つまり右側につけると良い。こういう錯覚系のお話は万人が興味をお持ちだと思うので(これは少数の法則?)若者向けにコンテンツ作ると売れるかも。巻末の『認知バイアス用語集183』は、あいうえお順に並んでいてこちらも良きです。

  • しゅわ

    【図書館】認知バイアス…というと難しそうだけど、私達の“脳のクセ”をドリル風にわかりやすく解説した本です。ハロー効果の章。美人が窃盗した時は「きっと何か理由がある」と刑が軽くなり、詐欺をすると「美貌で魅了して騙すとはけしからん」と刑が重くなる傾向にある…という説明に妙に納得。自分の能力等を錯覚してしまう“平均以上効果”や、(単なる水を)「規制すべき!」と9割以上が回答してしまう“ジンクピリチオン効果”などなど興味深い現象がいっぱい。自分の決断もけっこう周囲の影響を受けていたんだなぁ〜と改めてビックリです

  • みゃーこ

    難しいことを簡単に書くことほど難易度の高い作業はないことを教えてくれた。心理学の面白さを伝えたい、それもわかりやすさを追求するため絵本で、クイズ形式になっているため、ついつい読者は引き込まれていくうちに自分の中にもある心理についてとその心理についている名称をも知って初めて心理学が自分のものになっていくんだろうと思う。具体例がおもしろくてわかりやすい心理学を追求した結果5年かかったらしいがまさにこの著者は天才だと思う。

  • kyon

    認知バイアス(脳の癖)の本。分かりやすくて面白いです。心理テストをしながら勉強できちゃう感じです。イラストもなんか癒されるし、また、こう言う本読みたいです。どんな本書いているのか見てみたら、「のうだま」書いた人なのね〜。図書館で見かけるので、こんど借りてきます。

  • *すずらん*

    問題形式になっていて面白かったです!たまに正解と違うと、自分はどこかおかしいのかしら?と少し不安になってみたり…どういった仕組みでこの答えが導かれるのか、きちんと解説がしてあり良かったです。知らず知らずに脳の癖によって、私達は騙されているのですね。逆にこの認知バイアスを逆手に取ると、心理戦がうまくなるのかも☆そして私達の性格をひとえに括ってしまうと、それは脳の姿なのかもしれないと思いました。心=私の脳?まだまだ解明されていない脳の仕組み。以前から興味はありましたが、本作を読んで更に勉強してみたくなりました

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