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脳と心のしくみ 大人のための図鑑

池谷裕二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784405108042
ISBN 10 : 4405108048
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan

Content Description

私たち人間の心はどこにあり、脳はどのようなしくみでできているのか?
この人類最大のミステリーともいえる問題に、ここ最近の技術革新により、これまでの常識を覆すような驚きの事実が次々と浮かび上がってきました。
本書は、テレビ出演・執筆で大活躍の脳研究の第一人者・池谷裕二氏が得意とする最新脳研究の知見をもとに、脳の働きの基礎知識をはじめ、誰もが気になるあの疑問「心(意識)はどうして生まれるのか?」「臨死体験の正体とは?」といったことや、脳の病気について、そして「心を読む」「若い血を入れて老化を止める」という最新の研究報告まで幅広く紹介した1冊になっています。
どの本よりもいち早く、これまでとは違った『新しい脳の姿』に触れてみて下さい。

【主な内容】
最新の知見を盛り込み、インパクトのあるビジュアル表現にこだわりながら脳と心の謎に迫ります。
巻頭特集では、2014年にノーベル化学賞を受賞した超解像・蛍光顕微鏡によって、初めて人類が目にすることができた脳神経細胞のクリアな画像や、複雑に絡み合った神経細胞の姿をリアルに可視化した3D神経回路地図「コネクトーム」など、世界最前線といわれる脳画像を掲載。
本編では、脳の基本構造・機能をはじめ、心がつくられるメカニズム、記憶や学習、依存、ストレスなどにかかわる脳と心の不思議、脳腫瘍や認知症、うつ病、パニック障害など脳と心の病気などを解説。
さらに、機械で人の心を読む「マインドリーディング」や、人工知能といった未来の脳と心にかかわるトピックスを取り上げ、読者の好奇心と探究心を刺激していきます。
監修・取材協力は、東京大学大学院の教授として脳科学研究の第一線で活躍しながら、脳科学の面白さを広く一般にも伝えている池谷裕二先生。誌面では池谷先生のインタビューも収録。

著者紹介

  池谷裕二(いけがや ゆうじ):東京大学大学院薬学系研究科薬品作用学教室 教授。1970年静岡県藤枝市生まれ。研究テーマは「脳の可塑性の探求」(脳自身が作り出す脳の変化について)。特に記憶をつかさどる海馬の神経回路に内在する「可塑性」のメカニズム解明に向け、細胞生物学および生理学的観点からアプローチしている。
『進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線』(講談社)、『単純な脳、複雑な「私」』(朝日出版社)、『海馬―脳は疲れない』(新潮社)など著書多数。

【著者紹介】
池谷裕二 : 1970年生まれ。1998年、東京大学・大学院薬学系研究科にて薬学博士号取得。2002〜2005年、米・コロンビア大学・生物科学講座・客員研究員。2014年より東京大学大学院薬学系研究科薬品作用学教室教授。研究テーマは「脳の可塑性(かそせい)の探求」で、脳がいつ・どこで・どのように脳自身を変化させるのかを調べている。研究活動に軸足を置きながら、脳研究のおもしろさを広く伝える一般書も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    東大薬学部教授池谷裕二著であるからこそ、単なるビジュアル図鑑では終わらない。臨死体験の正体にせまる論文の紹介から、運動だけでない小脳による思考の高度化、ボーッとしている時のDMNの活性化が過去の記憶や将来の展望に関わることや、光遺伝学の技術で光による脳の活動の制御、疲れの原因は脳内の免疫物質TGF-βの過剰放出と示し、BMIの応用から電気薬学で脳疾患の治療を展望し、ニューロフィードバックによるニューロリハビリと、最後に池谷脳創発プロジェクトで地磁気を感知する脳チップの開発まで。とどまることを知らぬ探求心。

  • パフちゃん@かのん変更

    統合失調症や認知症で「妄想」がどのようにして起きるのか知りたい。ドーパミンが関係ありそうだということだが、詳しいことはまだわかっていない。サヴァン症候群の話も出ていたが、カレンダーを見なくても何月何日が何曜日かを答えられる子がいた。これもサヴァンなのだろうか。脳の仕組みは興味深い。

  • かわうそ

    ★★★★☆「臨死体験に置かれた脳は、覚醒状態よりも活発に活動していることを示す電気信号を発していたという。窒息状態に置かれたネズミも同じように脳の活動が活発だった。この結果から、心臓が停止し、酸素やブドウ糖の量が減少してくると、脳の活動が刺激される可能性が示された。」臨死体験はなぜ起こるのか?「フォルスメモリー(まちがった記憶)仮説だ。脳は自分が経験してないことでも、あたかも自分が経験したことであるような記憶を持つことがあり、その記憶が関係しているという説だ。」脳が間違うことは往々にしてある。

  • 本詠み人

    「神経・生理心理学T」の課題レポートのための資料として必要箇所だけ拾い読み。全カラー頁で画像や図がたくさんあり、とても分かりやすく興味深い内容。2015年発行◎

  • たまきら

    最初から素晴らしい画像がたくさん紹介されるんですが、その画像がどのように撮影されたか、そこから何が読み取れるのかが簡潔に記載されていてうれしい。そして最新の研究の一つである光遺伝学についてやっぱりもっと知りたい。認知症だけでなく、様々な機能不全の改善につながる研究になるのではないだろうか。もっともっと脳について知りたい!

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