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「ベルサイユのばら」で読み解くフランス革命 ベスト新書

Riyoko Ikeda

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784584125236
ISBN 10 : 4584125236
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan

Content Description

少女漫画の金字塔『ベルサイユのばら』。男装の麗人オスカルやフランス王妃マリー・アントワネットなど、フランス革命期という激動の時代を生きた人々の一生を壮大なスケールで描いた同作は、通称「ベルばら」として長らく多くのファンに愛されている。ベルばらは、もちろん歴史の教科書などではなく、史実をもとにしたフィクション作品である。しかし、その時代を生きた人間の実像がありありと描かれている同作は、教科書からは読み取れない歴史の重要な一面を、私たちに見せてくれる。本書では、そんなベルばらを通してこそ見ることのできるフランス革命史を、丁寧にひも解いていく。

目次 : 第1章 革命前夜のフランス(男装の麗人オスカル/ 「絶対王政」の国/ 人間・ルイ16世の実像 ほか)/ 第2章 フランス革命勃発(革命前にあらわれた自由思想/ 第三身分の政治家ネッケルの不当人事/ 高等法院と王室の関係性 ほか)/ 第3章 王政の廃止、新しい時代へ(ヴァレンヌ逃亡事件/ フランス革命を受けた海外の動き/ 革命が生んだ国旗と国歌 ほか)

【著者紹介】
池田理代子 : 劇画家・声楽家。大学在学中より劇画を描き始め、1972年に連載を開始した『ベルサイユのばら』は社会現象ともいえる大ヒットとなり、今もなお国際的な人気を博する。『オルフェウスの窓』で日本漫画家協会優秀賞受賞。代表作は他に『栄光のナポレオンエロイカ』、『女帝エカテリーナ』、『ベルばらKids』など。2009年、日本においてフランスの歴史や文化を広めた功績に対し、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章を贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はるを@お試しアイコン実施中

    🌟🌟🌟🌟☆。一気読み。面白かったです。池田理代子さんだからこそ書ける本。但し、この本単体ではややザックリし過ぎて内容が薄いような気もします。「ベルサイユのばら」を踏まえてから読む事をオススメします。ロベス・ピエールとサン・ジュストの漫画が読みたかった。ってか、今からでも描いてください、池田理代子先生。追記:読み始めたのがフラン革命勃発の7月14日。2016年のこの日はフランスでもテロが起きました。

  • hnzwd

    オスカル、アンドレ、マリー・アントワネット。1972年に子供向け雑誌でフランス革命を描くという攻めた作品である『ベルサイユのばら』。作者である池田理代子の時代考証に基づいた解説が非常にわかりやすい、良質な歴史解説書。作品では遇えてアレンジしている部分を丁寧に説明していて、興味深く読みました。フランスから最高勲章貰ってるのには驚きましたが。。

  • rosetta

    分かりやすく纏まったフランス革命史。別にベルばらのファンでなくても問題なしw佐藤賢一の『フランス革命』は細部に目が届きすぎて全体像が見えない感じだったが、この位簡単に説かれると世界史を履修しなかった人でも理解し易いのでは

  • 荒野の狼

    ベルばら本編は10巻にも及び、史実がどの年代に起こったのか把握はし難い(恋愛のストーリーが史実に巧みに盛り込まれているので)。本書では重要な歴史事件がまとめてあるので史実を追うのにはよく、冒頭の見開きの革命期のパリの地図と巻末の4ページの年表も重宝。漫画の他には、肖像画や建物の写真なども随所に挿入。史実の解説はやさしいので読みやすい。詳細な歴史を知りたいという人には物足りないかもしれないが、本書ならではの蘊蓄や、漫画と史実の違いなども書かれているのは、ベルばらファンには興味深い。

  • Yukiko Yosuke

    面白かった!題名の通り、ベルばらを通してフランス革命を平易に詳述する。世界史で習っただけのフランス革命。本作を見ると起こるべくして起こった革命としか言えない。借金が膨れ上がっていたフランス王家。そこへ嫁いだアントワネット。民主化への動き。ルイ16世が国民のことを思う国王だったからこその政治の迷走。私はマーガレット派では無かったのでベルばらを読んだことはなかったのだが、その魅力を感じながらフランス革命をなぞることができる。ベルばら読みたくなりますね。

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