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ISBN 10 : 4588625365
Content Description
1948年のイスラエル建国に至る政治過程において決定的な役割を果たしたアメリカは、民主主義・民族自決の理念に反するユダヤ人国家建設をなぜ支持しえたのか。系譜学的アプローチによりパレスチナ問題の根源に迫る。アメリカ人であり、ユダヤ人であり、シオニストであることの孕む矛盾のなかでイスラエル建国を実現したアメリカ・シオニスト運動の全容。
目次 : 序章 ユダヤ人問題、パレスチナ問題、国民国家(問題の所在/ 本書のアプローチ)/ 第1部 アメリカ・シオニスト運動の成立―ルイス・ブランダイスを中心として(アメリカ・シオニスト運動の開始/ ブランダイスと「アメリカ」・シオニスト運動の形成/ アメリカ・シオニスト運動とパレスチナ・ユダヤ・ナショナル・ホーム)/ 第2部 アメリカ・シオニスト運動と「パレスチナ」(アメリカ・シオニスト運動とパレスチナ・アラブ人/ アラブの大蜂起・パレスチナ分割案・パレスチナ・アラブ人の「移住」)/ 第3部 アメリカにおける「パレスチナにおけるユダヤ・コモンウェルス建設」というアジェンダ形成・確定をめぐる権力過程(アメリカ・シオニスト運動における「ユダヤ人国家建設」「ユダヤ軍創設」というアジェンダをめぐる権力過程/ ビルトモア会議/ 一九四三年アメリカ・ユダヤ人会議―アメリカ・シオニストの「団結」からアメリカ・ユダヤ人の「団結」へ)/ イスラエルの建国とパレスチナ問題の発生
【著者紹介】
池田有日子 : 1970年生まれ。九州大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。政治学専攻。現在、専修大学社会科学研究所客員研究員、九州大学法学部非常勤講師、熊本大学法学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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