Books

自滅する選択 先延ばしで後悔しないための新しい経済学

池田新介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492314227
ISBN 10 : 4492314229
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書では、最新の行動経済学や心理学により、目の前の快楽になびいて後悔する、人間の本能とも言える選択のクセを分析します。また、過食と拒食の分かれ目や、ダメな選択を賢く誘導する方法、喫煙・肥満・多重債務などの社会問題を解決する手立ても示します。

目次 : 第1章 なぜ太っている人は借金をするのか?―自滅する選択のなぞ/ 第2章 せっかちさは変わる―時間割引の行動経済学/ 第3章 不本意な選択のメカニズム―双曲割引/ 第4章 分裂する自己の自制問題―先延ばし・前倒し・コミットメント/ 第5章 借金・肥満・ギャンブルに見る自滅選択/ 第6章 自制する知恵と手立て

【著者紹介】
池田新介 : 1957年大阪生まれ。大阪大学社会経済研究所教授。行動経済学会会長、雑誌『行動経済学』編集委員、神戸大学経営学部卒業、大阪大学博士(経済学)。神戸大学経営学部助教授、大阪大学経済学部助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • すーさん

    やめたいのにやめられない。続けたいのに誘惑に負けてしまう。なりたい自分や目標があるのになかなか近づかない。本書では自分の目標から遠くなってしまう選択を自滅する選択と定義する。人はなぜ、目標を立てるとき、自分の弱さを正しく推測できないのだろう。明日から頑張ると決めたのに、いざその日になると過去の自分の約束を破ったことはみんな経験していることだと思う。自分の変えたいところを変えるのは本当に難しい。変われないから諦めるという選択がいやな人には本当に良書だと思う。個人的には何度も読み返す本の一つに決定した。

  • R

    面白おかしい経済本かと思ったら、大変真面目な学術的な本でした。読むのにくたびれた上に、ちゃんと理解できていない。長期的視野と、目前の利益見積もりが矛盾するという、人間にありがちな選択について、その仕組みと内容、種類を網羅したあと、それらによって自滅する順序を解説していました。個人的には、少し知恵がついて、自滅しないために節制すると、それが教条的になって自縄自縛的な自滅をまねくというのが、親近感というか、自分のことだと思い知らされたりしました。面白いけど難しい本でした。

  • コダマ@ようやっとる!目指せパープレー

    《概要》暴飲暴食、喫煙、ギャンブルなど今だけの快楽にとらわれのは、健康や金銭の問題を後回しにしているととらえられる。それを本書では「自滅の選択」と呼んでいる。自滅の選択が多い人は借金をしやすい傾向にある。そもそも行動学的に人間には後回しをしたり利益と相反する行動を取ってしまう傾向があり、相当な意志力がない限り改善は見込めない。もし、改善しようと考えるならば自分の意志に関係なく長期的な行動が自動的に行われるような環境を作り、ゴールやノルマを短く小さくすることで習慣化することが大切である。

  • おおにし

    自制問題を時間割引率の双曲性で説明しているところは自分の選択行動を振り返っても実感できる話です。しかし、自滅的な選択をどのように回避するかについてのヒントをこの本にあまり期待しない方がよいでしょう。特にここで紹介されている、国民の選択の自由を規制することなしに選択を長期利益の方向に誘導するという「リバタリアン・パターナリズム(自由主義的な父権的干渉主義)」という政策は私には全体主義につながりかねない怪しいものと感じました。

  • ともブン

    砂糖と油たっぷりのおやつに手が伸びてしまう。明日までに仕上げなければいけない報告書に着手できない。そんな『自滅する選択』のメカニズムを解く。現在志向が強い=時間割引率が高い→刹那的な行動を取る、とあるが、なぜそういう行動を取るのか今ひとつ薄っぺらい気がした。例えば、何日もろくに食べていない人に健康的な食事を待てる余裕などないし、クタクタに疲弊している人に働かせることは不可能。なのにただ我慢の効かない人間と括るのは乱暴に思える。環境要因という部分には納得。結局は市場を操る側のモラル頼みとなるのかな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items