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ISBN 10 : 4862853315
Content Description
20世紀始め、現実の具体的な経験の分析をとおして「普遍学」を目指したフッサールに端を発し、現在にいたるまで広い影響力を及ぼし続けている現象学運動。本書は地域、文化、分野を越境しながらダイナミックに展開する「新たな現象学」の生成過程と可能性を考察する四名の研究である。
目次 : 1 アメリカ哲学の体現者としてのハイデガー―ローティ、カヴェル、ねじれた現象学の異境的展開(ハイデガーとアメリカ/ ハイデガー・プラグマティズムの誕生―ローティのハイデガー/ ハイデガー・アメリカ源流思想の誕生―カヴェルのハイデガー)/ 2 生・存在・リズム―ベルクソンとハイデガー(今なぜリズムなのか/ ベルクソンとリズム/ ハイデガーとリズム)/ 3 東アジアにおける現象学の展開(東アジアにおける現象学受容史―日本、中国、台湾/ 洪耀勲の実存理解と風土理解/ 曾天従の真理論/ 戦後中国語圏におけるハイデガー受容―「Dasein」の訳語を通して)/ 4 フィヒテの現象概念―『一八〇四年の知識学』第二部の「現象学」(『一八〇四年の知識学』第一部の要約/ 『一八〇四年の知識学』第二部における「現象」)
【著者紹介】
池田喬 : 1977年生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学文学部准教授。専門は、ハイデガー哲学、現象学、現代倫理学
合田正人 : 1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科仏文学専攻博士課程、パリ第八大学哲学科博士課程中途退学。琉球大学専任講師、東京都立大学助教授を経て、明治大学文学部教授。専門は、西洋思想史、近代ユダヤ思想史
志野好伸 : 1970年生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学文学部教授。専門は、中国哲学、日中比較思想
美濃部仁 : 1963年生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科宗教学専攻学修退学。2000年京都大学博士(文学)。現在、明治大学国際日本学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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