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天国からの演奏家たち

池田卓夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784792607432
ISBN 10 : 4792607434
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan

Content Description

舞台だけではない演奏家たちの強烈な個性を記しました。

目次 : アイザック・スターン ヴァイオリンの謙虚な「王様」/ ヘルベルト・フォン・カラヤン 日本では発揮することなく終わった「カペルマイスター」の真価/ 中村紘子 勝ち気でシャイ、最後まで努力家だった「天才少女」/ 栗本尊子 大正・昭和・平成を生き抜いた偉大な歌の女神/ クラウディオ・アバド 「本番憑依」の天才、パスタ談義で盛り上がる/ 武満徹 取っつきにくい風貌、だが「話せばわかる」宇宙人/ イダ・ヘンデル アルゲリッチを“特訓”した作曲家の使徒/ ラドミル・エリシュカ 札響をこよなく愛したチェコの名匠/ マリス・ヤンソンス 「命がけ」で全身全霊切り刻み、音楽と人間に尽くす/ ヘルマン・プライ 「自然児パパゲーノ」のように…、天衣無縫の人生を全う/ イヴリー・ギトリス クリスマス・イヴに「星」となったヴァイオリンの怪人/ アリシア・デ・ラローチャ 小さな手の大きな「ピアノの女王」/ ジェリー・ハドレー あまりに「いい人」過ぎた米国人テノールの蹉跌/ ニコラウス・アーノンクール 「基本は一人の再現芸術家」の分をわきまえる/ ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ 最後まで舞台人の矜持を護った「歌のエンサイクロペディスト」/ クラウディオ・アラウ 「リストのそばにいた」巨匠ピアニスト/ ロリン・マゼール 稀代の「指揮ヴィルトゥオーゾ」の光と影/ ヤーノシュ・シュタルケル 「気は優しくて力持ち」のチェロ名人/ セルジュ・チェリビダッケ 実は人懐こかった孤高のマエストロ/ エディタ・グルベローヴァ 孤高、永遠の「ルチア」&「ツェルビネッタ」/ ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス ブラームスを愛し、愛された「スペインのドイツ人」/ アルド・チッコリーニ 「望郷の念」を歌い上げて日本に別れを告げた「パリのイタリア人」/ 朝比奈隆 「明治人の教養」を体現した巨木のようなマエストロの“人くささ”/ 渡邉曉雄 「日本フィルの父」、世界に人脈を広げた外柔内剛のモダニスト/ 山田一雄 指揮台の万年青年「ヤマカズ」、マーラー孫弟子の自負にかけて/ 岩城宏之 木琴から半音に目覚め、指揮者になった昭和の快男児/ 若杉弘 オペラに生涯を捧げた哲人マエストロ/ 大町陽一郎 楽長らしく豪快にざっくりと、欧州楽壇で活躍/ テレサ・ベルガンサ 「ベルカントの源流」自負、メゾの頂点極める/ ジュゼュペ・シノーポリ R・シュトラウスの作曲技法を熱く語る

【著者紹介】
池田卓夫 : 1958年東京都杉並区生まれ。早稲田大学政治経済学部を1981年卒業、日本経済新聞社へ記者として入社。東京や広島、ドイツのフランクフルト・アム・マイン(支局長)などで経済・金融・証券・産業分野を取材。1989年の「ベルリンの壁」崩壊から東西ドイツ統一、旧ソ連解体までを現地から報道した。帰国後、1995年以降は文化部の音楽担当編集委員を長く務めた。2018年9月、デジタル編集本部を最後に退職。前後して「いけたく本舗」を商標登録、フリーランスに転じた。音楽の執筆は高校時代に始め、寄稿歴は40年以上に及ぶ。コンサー卜やオペラ、ディスクなどの企風、MC(司会)、通訳&翻訳(英語とドイツ語)、コンクール審査なども手がける。2012年に会津若松市で初演した福島復興復活支援オペラ“白虎”(宮本益光台本・加藤昌則作曲)ではエグゼクティブ・プロデューサーを務め、作品は三菱UFJ信託芸術文化財団「佐川吉男音楽賞」を受賞した。一般社団法人ミュージック・ペンクラブ・ジャパン理事、東京都台東区芸術文化支援制度アートアドバイザー、エンジン01文化戦略会議メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コチ吉

    音楽ジャーナリスト?が物故した演奏家達との交友関係やエピソードを語る。裏話的な色合いが強いが、それが演奏家達の音楽の真奥に迫る瞬間もあり、なかなかに興味深く読めた。音楽家としての資質がキャリアに反映されない、またその逆も、どこの世界にもある話だ。

  • 都人

    著者が月刊誌「モーストリー クラッシク」に連載したエッセイ。著者が会ったことある、最近物故した演奏家30人の想い出を語る。私が名前を知っているのは26人。生で聴いたのは指揮者のマリス ヤンソンスのみ。数年まえ、ミュンヘンのヘラクレス ザールでシベリウスの交響曲を指揮し、アンネ ゾッフィー ムッターとの共演(モーツアルトのコンチェルト)を聴いた。音楽の話は楽しい。

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