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元禄一刀流 新装版 池波正太郎初文庫化作品集 双葉文庫

Shotaro Ikenami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575671766
ISBN 10 : 4575671762
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

浅野内匠頭の家来、堀部安兵衛と奥田孫太夫に吉良上野介の中小姓である清水一学。同じ一刀流の堀内道場に通いながら、敵味方にわかれざるをえなかった彼らを師の視点から描いた「元禄一刀流」や、新陰流の開祖、上泉伊勢守の戦国武将としての姿を描いた「上泉伊勢守」など、文庫に収録されていなかった作品7編を収録したオリジナル文庫。

【著者紹介】
池波正太郎 : 1923年東京生まれ。劇作家などを経て60年『錯乱』で直木賞を受賞。小説『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』『真田太平記』のほか、随筆『日曜日の作法』『散歩のとき何か食べたくなって』など著書多数。77年に吉川英治文学賞、88年に菊池寛賞を受賞。86年には紫綬褒章を受章した。90年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶんぶん

    【図書館】文庫初収録という文字が眼を引いた、池波正太郎の初期作品が収まっている。 なかでも、「上泉伊勢守」が気に入った。 御落胤が小畑図書之介の妻・於富の子供という推理が面白い。 柳生新陰流の祖の戦国時代の剣豪の話である。 これが文庫初収録と言う事が面白い。 しかし、こんなに初収録作品が残っていたにビックリした。 探せばあるもんですね。

  • HaruNuevo

    池波正太郎さん生誕100年の今年、これまで池波正太郎さんの著書には収録されていなかった中短編を新たに文庫化。 作家人生初期の作品が多いが、その後に描かれる長編の土台となった作品もある。 解説では言及されていなかったけど、仇討ち奇譚とでも呼ぶべき『かたき討ち』は、後に剣客商売シリーズ中の一編のベースとなってるよな。

  • kazukitti

    正直、初文庫化ってのもある意味納得な寄せ集めって感じだった。いや、池波作品として詰まらないとか出来が悪いとかそーゆんじゃくて、まぁまとめにくい傾向の作品ばっかあまってたの纏めましたって感じ。全体の半分近くを占めてるのは、「剣の天地」のプロトタイプって話。梅安シリーズ描く前に「殺しの掟」があったり、鬼平シリーズ前に長谷川平蔵短編書いてたりなアレ。その他のも視点は違えどどっかで読んだ感じの話。「兎の印籠」「かたき討ち」なんかは剣客商売あたりか。

  • 金吾庄左ェ門

    池波作品ではわりとおなじみの堀内道場の主・堀内源太左衛門の視点で赤穂浪士討ち入りを描く表題作『元禄一刀流』が面白かったです。浅野家と吉良家の両方に弟子がいるという因縁深さを実にさっぱり仕上げています。 収録作では一番長く短編というよりは中編の『上泉伊勢守』も後の『剣の天地』につながって行くのでしょう。

  • niz001

    久しぶりに読む池波正太郎さん。正確には「前半分を占める中編が池波正太郎の文庫に収録されるのは初(他のは本当に初文庫化)作品集」。

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