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戦争と沖縄

池宮城秀意

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784005000197
ISBN 10 : 4005000193
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1980
Japan

Content Description

1945年、米軍の攻撃を受け悲惨な戦場となった沖縄。中学生や女学生までかり出され、多くの人命を失った沖縄戦の実相をつぶさに描き、琉球王朝成立から戦後の本土復帰にいたる沖縄の歴史と人々の暮らしを語る。

【著者紹介】
池宮城秀意 : 1907‐89年。沖縄に生まれる。1930年に早稲田大学文学部ドイツ文学科を卒業。『沖縄日報』の記者、沖縄県立図書館の司書を務めていたが、米軍の沖縄上陸直前の1945年2月、沖縄防衛隊に召集され、戦闘のなかで6月に捕虜となる。戦後は『うるま新報』の記者、編集局長、『琉球新報』の社長・会長を歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • クリママ

    岩波ジュニア新書のため、丁寧な言葉、穏やかな文章でわかりやすく、だが、内容は知るべき事柄がはっきり書かれている。まず、沖縄戦では、その悲惨さ、沖縄の民間人に対して日本兵がどんなことをしたのか記されている。次に沖縄の歴史。独自の文化を築いた琉球王国の時代、薩摩藩の侵略と圧制、琉球処分についても詳しく語られる。昭和初期のソテツ地獄、本土からの差別なども。地理的条件から、米軍基地が置かれ、解放されることはない。ずっと苦しめ続けられてきた沖縄を、同胞として守っていかなければならないことを再確認する読書になった。

  • James Hayashi

    沖縄防衛隊なるものに召集され米軍の捕虜となった著者。戦後は琉球新報の社長・会長に。沖縄のあらかたの歴史と沖縄戦、祖国復帰まで述べられている。ジュニア向けの本であるが、大人が沖縄を知る上で貴重な情報を網羅していると思われる。果たしてウチナーンチュにとって祖国復帰は望ましいことであったのか?今では南国の平和で豊かなイメージが沸き立つが、何度も感情を揺さぶられた記述があった。それ程まで重い過去を背負ってきたことを知らなかった。そんな中、数週間後に読む予定の「琉球処分」だが当時の政府の外交交渉のうまさが光る。

  • kan

    ジュニア新書ではあるがとても読みごたえのある、中身の濃い良書。沖縄の歴史の流れや沖縄戦そのもののことだけではなく、薩摩藩とのこと、琉球処分、戦争マラリア、基地の建設に伴う沖縄の人々の経済状況と仕事など多岐にわたる論点を整理してあり、当時の沖縄のことと今日に至るまでの経緯がよく理解できる。

  • サティ

    子ども向けとのことで、あまり期待していなかったのですが、内容は濃かったです。・・・で、わかりやすく書かれていて私にはちょうど良かったのかも。沖縄の切れ切れの歴史も流れがはっきりわかりました。読んだあとに、言葉にならない思いがありました。これはぜひ読んでいただきたい本です。

  • お茶

    すごい本だった。1980年出版ということで、1980年頃までの沖縄をめぐる問題や背景が整理されている。沖縄の人々の戦争に対する忌避の根本とは何かを考えさせられた。さつまいもの名前の由来が薩摩藩の沖縄侵略にあるとは知らなかった。沖縄の貿易の歴史から現代の基地問題、市民運動まで幅広く言及されていて本当に良い本だと思う。日本に同化するのを逆に封じられた時期もあったとは驚きだ。沖縄が日本復帰を求める運動の中での市民の葛藤についてはもっと他の情報にも触れて知りたいところ。何度も読み返したい本。

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