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大人のひきこもり本当は「外に出る理由」を探している人たち 講談社現代新書

池上正樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062882866
ISBN 10 : 4062882868
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2014
Japan

Content Description

親も子も、どうすればいいのか、誰に相談すればいいのかわからず、気持ちばかりが焦ってしまう。ハローワークを訪ねてみても、同じ求人がグルグル回る“カラ求人”や、非現実的な“神様スペック”を求める企業が少なくない。そうこうしているうちに、時間だけが過ぎていき、やがて家族ごと地域に埋没してしまう―。ひきこもりが「長期化」「潜在化」する中で、当事者たちによる外に出るための新たな動きを探った。

目次 : 第1章 ひきこもりにまつわる誤解と偏見を解く(データが物語る「高齢化」/ ひきこもりの「潜在化」/ ひきこもる女性たち「それぞれの理由」)/ 第2章 ひきこもりの背景を探る(「立ち直り」を阻害するもの/ 「迷惑をかけたくない」という美徳/ 「家の恥」という意識/ 医学的見地からの原因分析)/ 第3章 ひきこもる人々は「外に出る理由」を探している(訪問治療と「藤里方式」という新たな模索/ 親子の相互不信を解消させたフューチャーセッション/ ひきこもり大学の開校/ 外に出るための第一歩―経済問題)

【著者紹介】
池上正樹 : 1962年、神奈川県生まれ。大学卒業後、通信社勤務を経て、フリーのジャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あかは

    若い子のひきこもりの本はたくさんあるけれど、大人のはなかなかなかったので、探していました。予想をはるかこえて40歳以上のひきこもりのかたがいることを知りました。切実な話です。そして、行くところがあれば行く。というところが大事。仕事も友達もいないのに、外のどこへいけばいいのか。これは盲点でした。この問題、もっと考えていきたいです。

  • kinkin

    ひきこもりというとうちから出ずに何もせず、ただ部屋にうずくまっているというイメージがあるが、実は、仕事をしたい社会とつながりたい自立したいという気持ちをどうすれば誰に相談したりしていいのかひとり思い悩んでいる。また世間体、家の恥という捉え方をされることも多くいっそう表面に出ることなしに社会の流れの早い波にのまれてしまうということを知った。なにより、大人のひきこもりの本質あえてひとつ言い表すとすればそれは「沈黙の言語」と言及されておりとても共感することが出来た。お薦め。

  • 佐島楓

    ひきこもり当事者が高年齢化していることは知っていたけれど、これほどまでとは思わなかった。ひきこもりの新しいケース(配偶者やお子さんがいらっしゃる方でもひきこもってしまう)もあることを知って衝撃を受けた。一番苦しんでいるのは当事者であり、社会システムがそういう方たちに添っていないのは明白である。とても切実な問題だ。

  • うさうさ

    引きこもりの半数近くが40歳以上で、引きこもりの高齢化・長期化が顕在化している。前半の個別のケースを読むと、ちょっとしたボタンのかけ違いで転げ落ちるし、一度転げ落ちたらもう終わりなんだなという事がひしひしと伝わる。支援が必要な人に届かない行政は意味がない。

  • 西

    この本が書かれたのが2年前。それから何か改善されているわけでもなく、更に増えていることと思われる。自分も一歩違えばそうなっていただろうと思うので、ひきこもりの人が特別だとは思わない。40以上の引きこもりが100万人って、恐ろしい数字だと思う。 決して他人事ではない。何かいい方法はないのだろうか。自己責任とか自業自得とかで片づけてはいけない。理解しようという気持ちが必要だと思う。 何ら良い方策が出てこないのがもどかしい。

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