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ISBN 10 : 4911029080
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夏目漱石も通った「漢学塾二松学舎」の創設者であり、幕末〜近代の漢学・東洋学の発展に尽力した三島中洲。彼が書き残した『中洲講話』の主要な文章を、読みやすい現代語訳で掲載。渋沢栄一、平塚らいてうといった関係人物たちの証言、中洲関係年譜も併録し、三島中洲のひととなり、後世への影響を伝える。
目次 : 第1部 「中洲講話」を読む(現代語訳・町泉寿郎)(義利合一論/ 崇神論/ 余の学歴/ 漢学大意)/ 第2部 三島中洲を知る(岡山なまりの温和な人柄(岸哲男)/ 煙草を好み詩作にふける(岸哲男)/ 論語と算盤は甚だ遠くして甚だ近いもの(『論語と算盤』より)(渋沢栄一)/ らいてう先生と二松学舎 らいてう先生に質問する(平塚らいてう)(談)/ よき師友に恵まれ学識深まる(石川梅次郎)/ 出仕を勧める師、方谷の書翰(山田琢)/ 異才、河井継之助との出合い(中田勝)/ 異才、河井継之助が舌を巻く(中田勝)/ 吉田松陰との出合い(橋本英治)/ 中洲とボアソナード 貴重文献の発見まで(川久保広衛)/ 論語と私(植村環)/ 三島中洲年譜での生年考 便宜的な西暦換算から生じたことなど(江藤茂博))/ 附録(幕末維新期の人的交流―近代日本経済の父・渋沢栄一と近代日本を生きた漢学者・三島中洲(江藤茂博)/ 三島中洲関係年譜(町泉寿郎))
【著者紹介】
江藤茂博 : 立教大学大学院文学研究科博士課程満期退学、博士(文学)/二松学舎大学。現在、二松学舎大学文学部教授
町泉寿郎 : 二松学舎大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、二松学舎大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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